性暴力に立ち向かう講演会が埼玉県で開催
6月6日土曜日、埼玉県ときがわ町で性教育の普及に取り組むNPO法人「にじの絲」が主催する講演会が行われます。このイベントは、子どもたちを性暴力の加害者にも被害者にもさせないための取り組みの一環であり、社会に潜む性暴力の現実について深く考える機会となることを目指しています。
背景と意義
現代社会には、子どもへの性暴力という深刻な問題が存在しています。これは、たびたび「氷山の一角」と表現されるように、目に見えないところに多くの被害や加害が隠れています。講演では、性犯罪加害者の治療に関わってきた斉藤章佳氏を招き、この難しいテーマに対する新たな知見と教育の重要性についてお話を伺います。
未然防止のための教育の必要性
斉藤氏は、性教育が不十分である現状を指摘し、以下の3つの要因がこの問題に寄与しているとしています。
1.
包括的性教育の不足:性的同意を含む教育を受ける機会が少なく、大人や子ども間でのコミュニケーションが不足している。
2.
権力関係の存在:教師と生徒、保護者と子どもなど、関係性における権力差が存在し、セクシュアルハラスメントの温床となっている。
3.
ジェンダー不平等:男尊女卑の意識が根強く、男女間に不平等な権利やチャンスを生む要因となっている。
教育が進むことで、これらの要因を少しでも取り除くことができるのではないでしょうか。この講演会は、性加害が「特別な人」によってのみ引き起こされるものではないとし、すべての人が加害者になりうる可能性を持つという見解を広め、参加者に適切な知識と理解を促すことを目的としています。
講演会の詳細
- - 日時:2026年6月6日(土)14時〜16時
- - 会場:アスピアたまがわ 2階大会議室
埼玉県比企郡ときがわ町玉川2510
- - 対象者:保護者、教育関係者、支援関係者など
- - 参加費:無料
- - 託児あり、講演後には参加者同士のシェア会も予定されています。
このような機会を通じて、互いを尊重する関係を築き、同意の重要性を学ぶことが求められています。
講師プロフィール
斉藤章佳氏は、西川口榎本クリニックの副院長であり、精神保健福祉士と社会福祉士の資格を持つ専門家です。1979年に滋賀県で生まれ、25年以上にわたり依存症治療に携わってきました。性犯罪加害者のケアに特化した取り組みを行い、全国の学校で教育活動にも関与しています。著書も多数あり、広くマスコミにも取り上げられています。
この講演会を通じて、自分自身や周りの人々を守るための知識を得る大切な機会です。ぜひご参加ください。