物流業界の未来を考える「NX-Tech HUB Open Innovation Program」
近年、物流業界は様々な課題に直面しています。それに対処すべく、NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)と株式会社eiicon(AUBA)が協力し、新たなプログラム「NX-Tech HUB Open Innovation Program」を立ち上げました。このプログラムでは、生成AIなどの先進技術を利用して、物流現場での具体的な課題を解決することを目指しています。
DEMODAYでの採択結果
2025年12月24日、NXHDとAUBAが主催するDEMODAYが開催され、61社からの324件の提案の中から、2つのプロジェクトが共創パートナーとして選ばれました。
これらのプロジェクトは、現場からの課題を基にしたものであり、NXHDが直面している「DX推進」「業務効率化」「サステナビリティ対応」といった喫緊の課題に取り組むための重要なステップです。
採択されたプロジェクト詳細
1.
NXCL × AYUMI BIONICS
課題提起: NXキャッシュ・ロジスティクス株式会社
実証テーマ: 心身機能と労働災害の関係性調査による行動改善
実証内容: AI動作解析技術を用い、高齢の労働者が抱える労働災害リスクを可視化します。これにより、安全衛生管理のデジタル化を促進し、事故を未然に防ぐ行動変容を図ります。
2.
NXHD × クラウドシフト
課題提起: NIPPON EXPRESSホールディングス ロジスティクスソリューション部
実証テーマ: 標準作業手順書の自動・多言語作成
実証内容: AIエージェントを利用し、属人化している作業手順書の作成が自動化されます。これにより、グローバルな品質の標準化と現場での負荷軽減を同時に実現します。
今後の展望
採択された2つのプロジェクトは、2026年1月より順次実証実験を開始する予定です。5月には、成果報告会を実施し、社会実装に向けた検討を進めることになります。これにより、物流業界のデジタル化や効率化に向けた具体的な第一歩を踏み出すことが期待されています。
オープンイノベーションの重要性
この「NX-Tech HUB Open Innovation Program」は、生成AIの技術進展を背景に、外部の先進技術を活用して新たな価値を創出するオープンイノベーションの取り組みでもあります。現場で発生している具体的な課題に対し、AUBAのネットワークを駆使してサポートすることにより、質の高い共創を実現しています。
また、NIPPON EXPRESSホールディングスの概要として、東京都千代田区に本社を構える同社は、2022年に設立し、グループ従業員数76,389人、連結売上高は2兆5,776億4300万円に達しています。これらのリソースを活かし、業務効率化やサステナビリティの推進を通じて、今後の物流業界における新たな価値創造が期待されます。
まとめ
今後の物流業界は、生成AIをはじめとした先進技術の導入により、ますます進化していくでしょう。その中で「NX-Tech HUB Open Innovation Program」は、業界の課題解決への強力な推進力となることでしょう。今後の展開に大いに期待が寄せられます。
知識を結集し、新たな解決策を導き出すこの取り組みは、特に物流業界でこれからのビジネスモデル構築に向けた試金石となることでしょう。