国営公園の新たな姿!備北丘陵公園と讃岐まんのう公園でコンセッション導入に向けた現地説明会開催
国土交通省は、国営備北丘陵公園と国営讃岐まんのう公園のコンセッション導入可能性の検討に向けた現地説明会を開催することを発表しました。これは、同省が推進するPPP/PFI 推進アクションプランに基づき、令和8年度中の導入を目指した取り組みの一環です。
両公園は、コンセッション導入検討のモデル公園として選ばれ、令和5年には国営公園コンセッションの導入可能性に関するサウンディング調査を実施しました。今回の現地説明会では、調査結果を踏まえた基本スキーム案や今後のスケジュールについて説明が行われます。
説明会では、国営公園におけるコンセッション導入に関心を持つ民間事業者や団体などが参加し、それぞれの公園の特徴や魅力を体感できる機会となります。
開催概要
国営備北丘陵公園(広島県庄原市)
開催日時: 令和6年7月23日(火)13:00~17:00
説明会内容: コンセッション導入の基本スキーム案、今後のスケジュール、公園の特徴や魅力についての説明
対象: 国営公園におけるコンセッションにご関心のある民間事業者、団体等
定員: 50名(1企業・団体あたり2名まで)
国営讃岐まんのう公園(香川県仲多度郡)
開催日時: 令和6年7月18日(木)13:00~17:00
説明会内容: 国営備北丘陵公園と同様
* 対象・定員: 国営備北丘陵公園と同様
参加を希望される方は、国土交通省のウェブサイトから参加申込フォームにアクセスし、必要事項を記入して申し込む必要があります。詳細な参加方法は、応募者に後日案内されます。
国土交通省は、今回の現地説明会を通じて、民間事業者の意見やアイデアを収集し、国営公園の活性化と持続可能な運営モデルの構築を目指しています。
国営公園のコンセッション導入は、近年注目を集めているテーマの一つです。従来の管理運営体制では、財政的な制約や運営面での課題を抱える国営公園も多く、民間事業者のノウハウや資金力を取り入れることで、より魅力的な公園へと生まれ変わる可能性を秘めています。
備北丘陵公園と讃岐まんのう公園は、それぞれ特徴的な自然環境や文化資源を有しており、コンセッション導入によって新たな価値創造が期待されます。例えば、公園内施設の充実や新たな観光コンテンツの開発、地域産業との連携による雇用創出などが考えられます。
一方で、コンセッション導入には、地域住民との連携や環境への配慮など、克服すべき課題も存在します。今回の現地説明会では、これらの課題についても議論されることが予想され、今後の議論の行方に注目が集まります。
コンセッション導入は、国営公園のあり方を大きく変える可能性を秘めており、地域社会にとって大きな影響を与える可能性があります。今回の取り組みが、国営公園の活性化に繋がることを期待するとともに、今後の議論の進展を注視していきたいと考えています。