新開発環境発表
2012-09-04 12:10:01

最新ビジュアル開発環境Delphi XE3とC++Builder XE3の登場

新しいビジュアル開発環境の誕生



エンバカデロ・テクノロジーズが、最新のビジュアル開発環境である「Delphi XE3」と「C++Builder XE3」をリリースした。これにより、開発者はWindows 8やMac OS X Mountain Lion向けのネイティブアプリケーションを、単一のコードベースから効率的に構築できるようになる。この新製品は、最近の多様化するプラットフォームに対応するため、開発環境の一新が求められる中での登場だ。

クロスプラットフォーム開発の強化



macOSとWindowsは、長らくソフトウェア開発の主要なプラットフォームであったが、新たにWindows 8のタッチユーザーインターフェイスや、Retinaディスプレイ向けに最適化されたアプリケーションの開発が重要性を増している。Delphi XE3とC++Builder XE3は、これらのニーズに応える形で、MacとWindowsの両プラットフォーム向けにアプリケーションを開発する機能を強化した。

特に注目すべきは、Windows 8スタイルのユーザーインターフェイスを簡単に構築できる「Metropolis UI」の搭載である。タッチ操作やライブタイルといった新機能を活用することで、開発者はより直感的で魅力的なアプリケーションを提供できるようになった。この新しいインターフェイスは、特にタブレットPCユーザーにとって便利なものとなる。

ビジュアル開発の容易さ



Delphi XE3とC++Builder XE3には、Visual LiveBinding機能が搭載されており、ユーザーインターフェイス要素とデータを簡単に連携させることができる。従来はコーディングや複雑な設定が必要だったが、この機能を利用することで、視覚的な操作でデータとコントロールを結び付けることが可能だ。具体的には、データソースとしてSQL Server、Oracle、MySQLなど、さまざまなデータベースやクラウドサービスを無理なく利用できる。

製品ラインと価格設定



Delphi XE3は、用途に応じた複数のエディションが用意されており、開発者のニーズに適した選択肢を提供する。エディションには、エントリーレベルの「Starter」から、強力な機能を持つ「Architect」まで多岐にわたる。また、C++Builder XE3でも同様にエディションが揃っており、それぞれが異なる要件に対応。さらに、これらのツールを統合した「Embarcadero RAD Studio XE3」も用意されている。

新規購入やバージョンアップに際しては、特別な価格設定があるため、ユーザーはお得に新製品を手に入れることができる。9月27日までの購入者には、DVDメディアや特典パックを通じた追加のメリットも提供される。

開発者にとっての新たな可能性



エンバカデロの新しい端末対応ビジュアル開発環境は、開発者にとって単なるツール以上の価値を提供する。多様化するユーザーニーズに応え、モダンなアプリケーション開発の実現をサポートすることで、より効率的かつ創造的なプロジェクトを追求することができる。

エンバカデロ・テクノロジーズは、今後も進化し続けるアプリケーション開発の現場において、重要な役割を果たすことが期待されている。詳細は公式ウェブサイトで確認できるので、興味のある方はぜひ訪れてみてほしい。

会社情報

会社名
エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社
住所
東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル 5F
電話番号
03-4577-4520

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