不可思議/wonderboyの初詩集、ついに登場
伝説のポエトリーラッパーであり詩人である不可思議/wonderboyの初めての詩集が、彼の命日にあたる6月23日に発売されました。この本は、24年という若い生命の中で生み出された彼の作品を集めており、その影響力がいまだに多くの人々の心に響いています。
特に、彼の代表曲『Pellicule』は2025年9月時点でYouTubeの再生回数が3,764万回を超え、ファンからのコメントが次々と寄せられています。例えば、「魂が震える」「私の支えになった」といった心の声が、彼の言葉の力を物語っています。
アーティストたちから寄せられたメッセージ
彼の死後も、多くのアーティストや書店スタッフたちが彼にまつわる思いを綴っています。動画クリエイターのHIKAKINさんは、不可思議/wonderboyとの出会いを振り返り、彼の貴重な言葉が今も多くの人に届いていることを伝えました。
さらに、アーティストの神聖かまってちゃんの子さんは、不可思議/wonderboyが自らの作品にどれだけの愛情を注いでいたのか、その過程を語り、彼の詩集を「静かなビートを持った再会」と表現しています。
言葉の深さと力
ラッパーの狐火さんも、その言葉の力や希望を称賛し、『生きていた』ではなく『今も、生きているよう』だと感じたことをコメントしています。このように、彼の書いた言葉は未だに多くの人々に影響を与え続けており、作品への感謝の声が集まっています。
紀伊國屋書店の書店員、鶴見祐空さんは、不可思議/wonderboyの詩の強さを感じ、彼の本物の詩人としての魅力を再確認したことを述べました。特に、お母さまからのメッセージの貴重さにも感動したとのことで、彼の命を祝うように詩を広めたいという気持ちを強調しました。
購入者特典も話題に
本書は、購入者限定特典として「不可思議/wonderboyミュージアム」への招待が付いており、彼の知られざる素顔や愛用品が公開される予定です。オンラインLIVEは2025年7月24日までの限定イベントで、ファンにとって特別な体験となりました。
不可思議/wonderboyとは
不可思議/wonderboyは1986年12月30日に埼玉県で生まれ、本名を石田剛と言います。川越高校を卒業後、埼玉大学教育学部を経て、多くの方々からリスペクトを集めました。彼は2011年6月23日に24歳という若さで急逝しましたが、その亡き後もその作品は愛され続けています。
書籍情報
詩集のタイトルは『ありったけの選択肢を洗濯バサミでつるして』。著者は不可思議/wonderboy、発売日は2025年6月23日、価格は税込み2,420円。判型は四六版変形ハードカバー、発行は光文社が担当しています。詩集を通じて、彼の存在を再び感じることができるこの作品が、どれほど多くの人に影響を与えるのか、楽しみでなりません。