クリスチャン ルブタンの2026年春夏ウィメンズコレクションショー
昨年の人気ウォーターショーに続き、クリスチャン・ルブタンが新たな「LOUBI SHOW/ルビ・ショー」を発表しました。このショーは、デヴィッド・ラシャペルと振付師ブランカ・リとのコラボレーションによって実現し、アートとアスリート精神が融合したユニークな世界観を展開しました。
舞台とパフォーマンス
今回のショーは、パリのDojo Arenaという実際のスタジアムを舞台に、アメリカのホームカミングゲームからインスパイアされたエネルギーに満ちたパフォーマンスが披露されました。デヴィッド・ラシャペルの演出はとても独創的で、五つのシーンで構成された物語は伝統を新たな視点で再解釈するものです。観客は、パリ消防音楽隊のマーチングバンドやチアリーダー、熱気に包まれたフットボールプレイヤーを演じるダンサーたちによって魅了され、歓喜と勝利を祝うフィナーレに向けて高揚感が高まりました。
喜びの物語
LOUBI SHOWは、観客それぞれの青春時代を呼び覚まし、喜びに満ちた思い出を紡ぐ物語ともなっています。ホームカミングというテーマは誰にでも理解できる普遍的なイメージに昇華され、自由や楽しさ、無限の可能性を感じさせる空間が広がっています。ラシャペルが「エッフェル塔と同じくらいフランス的」と称するパリの象徴的な要素が取り入れられ、バトントワラーやルブタンが愛するタツノオトシゴのマスコットが登場することで、もっと想像力豊かな演出が展開されました。
音楽とパフォーマンス
音楽はアメリカとフランスの伝統が融合し、現代的なパフォーマンスを提供するフランスのシンガー、ミロ・トレトンが務めました。彼はフレンチエレガンスとアメリカンエナジーの調和を表現し、観客をさらに惹きつけました。
「バレリーナ・ウルティマ」へのオマージュ
ショーはクリスチャン・ルブタンのキャリアを象徴するアートピース「バレリーナ・ウルティマ」の再解釈でもあり、ダンサーの着用によって再び舞台に現れました。本作品は、極限まで研ぎ澄まされた姿勢にインスパイアを受け、全体をストラスで覆うという新しい形で提供され、ダンスとアートが融合した魅力を表現しました。
Cassiaラインとバレエの世界
LOUBI SHOWの中では、名高いCassiaラインが登場し、バレエに着想を得たフルコレクションが披露されました。特にCassia Annmacは脚を優しく包み込み、Cassiasticinaはバレエシューズの美しさを体現するデザインが施されています。また、初のメンズCassiaモデルRubenも登場し、バレエの優雅さを表現したこれらのピースが躍動するスタジアムの舞台で調和を奏でました。
来場者たち
ショーには杏氏やAYA氏、Nagomi氏、関口メンディ氏など多くの著名人が来場し、そのエネルギッシュでクリエイティブな世界観を楽しんでいました。彼らの反応もこのショーの成功を物語っています。
クリスチャン・ルブタンの沿革
クリスチャン・ルブタンは1991年にパリで創業し、ウィメンズシューズからスタートしました。ブランドのアイコンであるレッドソールで広く知られるようになり、2014年にはビューティラインを、2024年にはアイウェアへと進出しました。現在、世界中に150以上のブティックを展開し、卓越した技術と創造性を兼ね備えた洗練されたコレクションを提供しています。