OIFデモ参加の意義
2024-09-11 17:31:33

光通信の新時代を切り開くOIFデモへの参加とその意義

アンリツがECOC 2024で光通信の未来を展示



2024年9月23日から25日、ドイツ・フランクフルトにて開催されるThe European Conference on Optical Communication、略してECOC 2024において、アンリツ株式会社がOIFのOpenROADMによる相互接続デモンストレーションに参加します。今回のデモは、光通信の新しいインフラを築くための重要な取り組みの一つです。

OpenROADMとは何か?


OpenROADMは、光伝送装置(ROADM)をはじめとする各コンポーネントの相互接続仕様を定義する標準です。これにより、異なるベンダの設備がシームレスに連携し、高度なネットワーク機能が実現されます。この取り組みは、通信事業者の柔軟性を向上させ、コスト削減にも寄与します。

400GテスタMT1040Aの役割


アンリツがデモに使用するのは、ネットワークマスター プロ(400Gテスタ)MT1040Aです。この測定器は、OpenROADM MSAに準拠した交換可能な光トランシーバである、QSFP-DDに対応しています。これにより、さまざまなベンダの伝送装置との相互接続が可能になり、ネットワークの安定性と信頼性が検証されます。

MT1040Aは、ポータブルで操作性に優れたデバイスであり、現場での利用を想定した設計がされています。最大400Gの信号に対応し、熱制御機能を搭載することで、トランシーバの過熱を防ぎつつ、効率よく測定が行えます。また、即時測定の結果を記録し、後で解析することもでき、運用効率を大幅に向上させることが可能です。

OpenROADMの進展と市場動向


2023年に、伝送ネットワークのオープン化を進めるOpenROADM MSAが、QSFP-DDの使用を通信事業者の複数拠点間で許容したことで、市場には新たな選択肢が増えました。これは、光通信技術の進化と共に、より一層推進されていくのが期待されます。省電力で低コストの特性を持つ400ZR/OpenZR+などは、特にデータセンター間接続(DCI)で幅広く利用されています。

ECOC 2024における展示内容


ECOC 2024では、OIFブース(#B83)とアンリツブース(#C1)にて、OpenROADM MSA準拠のQSFP-DDに対応したMT1040Aが実際に動作する様子が展示される予定です。これにより、来場者は新たな技術の実際の運用を肌で感じることができ、将来の光通信技術の可能性を目の当たりにすることができるでしょう。

今後の展望


アンリツは、2024年5月よりOpenROADM MSAに加盟し、ネットワークのオープン化に向けた研究や推進活動にも力を入れていく所存です。これにより、業界全体が恩恵を受けると期待されています。オープンなネットワーク環境を構築し、さまざまな通信事業者が協力することで、より高度な通信インフラが実現することでしょう。

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会社情報

会社名
アンリツ株式会社
住所
神奈川県厚木市恩名5-1-1
電話番号
046-223-1111

関連リンク

サードペディア百科事典: アンリツ OpenROADM ECOC 2024

Wiki3: アンリツ OpenROADM ECOC 2024

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