焼津千手大観音
2023-04-28 16:02:47

国内最大級の焼津千手大観音、千年仏完成へクラウドファンディング開始!

国内最大級の焼津千手大観音



静岡県焼津市に位置する大覚寺全珠院で、国内最大級の木造大仏「焼津千手大観音」が、千年仏の完成を目指して新たな一歩を踏み出しました。令和5年4月30日には、千年仏完成を祈る『造顕発願式』が行われる予定です。今回は、この注目のプロジェクトとその背景を詳しくお伝えします。

千年仏縁起プロジェクトの概要



千年仏の完成を目指すこのプロジェクトでは、クラウドファンディングが実施されています。支援期間は2023年4月28日から6月26日までで、目標金額は1,000万円。支援者には御縁証などの縁起品が返礼される予定です。このプロジェクトは「All or Nothing」形式で、目標金額を達成した場合のみ支援金が受け取れる仕組みとなっています。

プロジェクトの詳細はこちらを参照してください。

大覚寺全珠院の歴史



大覚寺全珠院は850年の歴史を持つ曹洞宗の寺院で、入江荘の郷主であった槇田家が開基です。寺院内には1000年前の仏像や徳川家に関連する貴重な品々が残されています。開基の槇田家は、その後も代々この寺を守り続け、檀家数がわずか26家でありながら、1000年間の歴史を誇ります。

現住職と信仰の継承



平成5年、焼津市は区画整理事業に直面しました。このような大規模な地域変革の中で、寺院の存続が危惧されましたが、住職曾根宏規は「過去千年を守ってきたように、未来の千年にも全珠院を残したい」と強い信念を持って取り組みました。槇田家の33代目が土地を寄進し、今の土地を生かして「千年仏」の施工を志しました。

大仏造顕の挑戦



造顕の過程は決して簡単ではなく、資金と時間がネックでした。開眼式は平成15年に行われましたが、その際の思いは「この大仏を完成させたい」というものでした。しかし、開眼後の20年間は借入金返済や様々な問題が重なり、大仏の完成には至りませんでした。

未来への転機



新型コロナウイルスの影響を受ける中、大覚寺全珠院は地域の宝として千年仏完成に向けたサポートを求めました。そして、しずおか焼津信用金庫からの支援を得ることができました。さらに、工芸士である宮本我休氏や池田木材とともに、千年仏の完成に取り組むことが決まりました。

完成に向けて



カウントダウンが始まった千年仏完成には、およそ1億7000万円の資金が必要です。クラウドファンディングはその資金調達の一環ですが、何よりも多くの人々にこのプロジェクトを知っていただき、支援していただきたいと願っています。「千年仏縁起」という名前には、千年仏に集まる人々と共に未来の祈りを繋いでいく想いが込められています。

今後も、千年仏の完成に向けたサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

大覚寺全珠院の情報


  • - 寺院名: 宗教法人全珠院
  • - 所在地: 静岡県焼津市大覚寺1−19−1
  • - 代表: 曾根宏規
  • - 公式サイト: 全珠院

詳細な活動や支援方法に関しては、千年仏事務局の公式サイトもぜひご覧ください。

会社情報

会社名
全珠院
住所
静岡県焼津市大覚寺1-19-1
電話番号
054-628-1811

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