新東通信創業者が語る地方創生の未来と挑戦とは
株式会社新東通信の設立50周年を記念して、代表取締役会長兼社長の谷喜久郎氏が著書『地方を元気にする男〜広告業界の地方創生の旗手〜』を出版しました。これまでの商業活動を振り返りながら、地域活性化に向けた思考や行動について詳細に語っています。
新東通信の歴史と理念
新東通信は1972年に愛知県名古屋市で設立され、創業以来「何かおもろいことないか」を理念とし、広告業界で数々の挑戦をしてきました。この会社は総合広告会社でありながら、単なる広告代理店にとどまらず、地域貢献を目指してきた点が特徴です。
谷氏は、日本の文化や地域の魅力を最大限に引き出し、固定観念に囚われずに新しいアイデアを提案することの重要性を強調しています。実際に新東通信は、名古屋城をガウディの城に変える「世界デザイン博」を開催するなど、斬新なプロジェクトを手掛けてきました。
地方創生に向けたビジョン
著書では、地方創生における新東通信の独自の取り組みや、SDGs、サーキュラーエコノミーといった重要テーマについても触れています。谷氏は、80代になってもなお現役でビジネスを続け、さらに新たな挑戦を続けています。彼がどのようにしてチャンスを捉え、地域を元気にするための行動に繋げてきたのか、その成功の秘訣は本書に詳しく記されています。
谷喜久郎氏の経歴
谷氏は1941年に兵庫県川西市で生まれ、大学在学中にウエイトリフティングに専念しました。1963年に株式会社東通に入社し、その後、自身の広告会社を立ち上げました。名古屋オリンピック誘致や、愛・地球博の企画運営など、数多くの地域創生計画に関与し、その結果、国際的な勲章も受けるに至りました。
本書の構成とメッセージ
『地方を元気にする男』は、数章に分かれ、新東通信の歴史や谷氏の人生哲学、地域創生における具体的な活動について綴られています。特に「発想のマーチャンダイジング」や「社員の面白いことを実現できる会社でありたい」という理念は、企業風土として非常に重要です。
本書を通じて、著者は若い世代に向けてのメッセージとして「ピンチをチャンスに」と心から訴えています。既に多くの地域で実践されているアイデアを元に、さらなる挑戦を続け、新しい未来に向けて進む決意を見せています。この著書は、地方創生について考える全ての人々に影響を与え、刺激を与えるでしょう。
書籍情報
- - タイトル: 地方を元気にする男〜広告業界の地方創生の旗手〜
- - 発売日: 2022年6月22日
- - 定価: 1,870円(税込)
- - 著者: 谷喜久郎
- - 出版社: 株式会社幻冬舎
- - 公式リンク: 幻冬舎書籍詳細
本書は単なる回顧録にとどまらず、未来に向けた希望のメッセージを届ける貴重な一冊です。地域の明るい未来を創るためのヒントが詰まっています。