三芳町とロッテの連携協定
2025年7月17日、埼玉県入間郡の三芳町役場において、株式会社ロッテと三芳町、さらに三芳町歯科医師会との間で「三芳町民の歯と口の健康づくりの推進に関する連携協定」が締結されました。この協定の目的は、三芳町民の口腔内環境を整えることで、健康寿命を延長し、より豊かで元気な生活を送るための基盤を築くことです。
協定締結式の概要
セレモニーには、三芳町の林伊佐雄町長、三芳町歯科医師会の清水学会長、ロッテ埼玉支店の大豆生田吾郎支店長が出席しました。彼らは、地域の健康づくりを促進するためにそれぞれの役割を果たすことを誓いました。協定では特に「噛むこと」の重要性の普及や、子どもたちの健やかな口腔機能の発育に力を入れることが強調されています。
健康づくりの主な取り組み
この連携協定には、以下のような具体的な活動が盛り込まれています。
町民の健康を通じた歯と口の健康づくりの促進。
「噛むこと」の重要性を広める啓発活動。
子どもの口腔機能の発達支援。
災害時には物資提供を行う被災者支援。
これにより、全世代にわたって健康をサポートする仕組みを構築しています。
ロッテの役割とビジョン
ロッテは、1948年に創業以来、「噛むこと」や「キシリトール」を使った製品を通じて、口腔の健康を守るための多様なアプローチを行ってきました。今回の協定を通じて、ロッテはその独自の技術と経験を活かし、三芳町民の健康づくりに貢献していくことを目指しています。具体的には、オーラルフレイル(口腔機能の衰え)の予防や、様々な啓発活動を通じて、町民が笑顔で健康な生活を送れるよう支援するとのことです。
共に支援するための体制
また、ロッテは災害発生時の対策として、町民の口腔健康を維持するための物資提供を行い、地域の信頼を高める取り組みも進めます。そのため、キシリトール配合の製品を提供し、サポート体制を整えることを約束しました。
オーラルフレイルとは
協定締結の背景には、オーラルフレイルに関する認識の高まりがあります。これは「お口のささいな衰え」を意味し、これを放置すると健康全般にも影響が出るとされています。特に高齢者においては、口腔の健康が身体機能にも大きな影響を及ぼすことが研究で示されており、その予防が急務とされています。
まとめ
今回の三芳町、三芳町歯科医師会、ロッテの協定締結は、地域全体で健康を支える新たな試みとして大きな意味を持ちます。町民ひとり一人が健康に、よりよい生活を送るためのサポートを提供することを目指しています。今後の展開が楽しみです。