六甲山で光が描くアートの世界
神戸市の六甲山観光株式会社が手掛ける夜間イベント「ひかりの森~夜の芸術散歩~」が2024年9月21日(土)から11月24日(日)までの土日祝に行われます。このイベントは、現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」に関連しており、訪れた人々は夜の自然に包まれながら、光や映像を使ったアート作品を楽しむことができます。
イベントの概要
この特別なイベントでは、ROKKO森の音ミュージアムと六甲高山植物園の2つの会場で夜間営業を行い、約5,000個のLEDで彩られた作品などが展示されます。アート作品の制作には、地域の小中学生も関わっており、多くの人々が参加して作り上げた夜景が訪問者を迎えます。
開催日時と料金について
「ひかりの森~夜の芸術散歩~」では、毎週土日祝に夜17時から20時まで開かれ、19時にパスポートの販売が終了します。入場料金はナイトパスとして、大人が1,900円、小人950円。他にも、さまざまなパスポートが用意されており、特定の展示や施設に入場することが可能です。
アート作品の魅力
イベントの目玉ともいえるのが、アーティストの高橋匡太による体験型アート作品「ひかりの実in SIKIガーデン」です。これは、色とりどりの笑顔を描いた果実袋にLEDライトを入れたもので、木々に取り付けられ、幻想的な夜の風景を作り出します。音楽家mica bandoのやさしいハーモニーが流れる中、一人ひとりの小さな笑顔が連なって大きな光の景色になるのです。
さらに、訪れた人々は「キラ★キラ★キラリー~夜の絵具を探せ!~」という参加型アート作品にも挑戦できます。園内に散りばめられた「光の泉」を巡ることで、特別な光と音楽の演出が待っています。
竹中美幸の映像作品
もう一つの注目作品は、竹中美幸による「Tiny Shadows」です。彼女は六甲高山植物園で収集した植物の影を記録した映像を展示します。透明素材を用いた独自のアートが、観る人の記憶と影を追いかけ、心に残る印象を与えます。
美しい紅葉が彩るアート体験
会場内では、10月中旬から11月中旬にかけて紅葉のライトアップも行われます。アートの作品とともに、美しい自然の変化を同時に楽しむことができるのです。さらに、「森のCafe」と「山小屋カフェ エーデルワイス」では、特別営業を行い、夕食や飲み物を楽しみながら芸術を味わうこともできます。
終わりに
この「ひかりの森~夜の芸術散歩~」は、自然とアートの融合を体験できる素敵な機会です。高橋匡太と竹中美幸のアート作品をはじめ、地域に根ざしたイベントであるこの特別な夜をぜひ楽しんでみてください。