大和リビングが「スマート置き配」を導入
株式会社ライナフ(東京都文京区)が提供する「スマート置き配」が、大和リビング株式会社(東京都新宿区)によって導入されました。この取り組みにより、すでに導入されている400棟に加えて、2024年12月末までにオートロック付きの賃貸住宅500棟、約14,000戸に拡大される予定です。
この「スマート置き配」サービスは、賃貸住宅に届く荷物の再配達を削減し、入居者の利便性を向上させるだけでなく、宅配関連のトラブル解消にも寄与します。また、物流業界が抱える労働力不足やCO2排出削減といった課題に対する支援も行い、持続可能な物流の実現に貢献することを目指します。
入居者様への利便性向上を追求
大和リビングは、入居者の利便性向上を最重要課題と位置づけています。そのためには、入居率の維持・向上が不可欠です。「スマート置き配」の導入により、再配達の手間を省き、24時間いつでも荷物を受け取ることが可能になります。これにより、住居に住む人々の日常生活の質を向上させ、長期的な居住を促進することが期待されています。
SDGsへの取り組みと物流の効率化
大和ハウスグループでは、物流企業との関係がビジネスの成り立ちにおいて重要と認識しています。今回の「スマート置き配」の導入は、物流のラストワンマイルの課題に対処し、業界の労働力不足問題への対応や配送業務の効率化を目指しています。また、持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、CO2排出量の削減を実現し、環境に優しい社会の構築を図っています。
「スマート置き配」サービスとは
「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance」を用いることで、オートロック付きマンションの共用エントランスの鍵をデジタル化するものです。配送担当者は、認証を受けた後、オートロックを解錠し、荷物指定場所に配達します。このサービスは、現在全国13,000棟のオートロック付きマンションにおいて導入されています。この仕組みにより、入居者は自宅での受け取りの時間を気にせずに済むほどの自由を手に入れることができます。
また、サービスの利用は10戸以上がオートロック付きのマンションに限定されているため、対象となる案件は詳細なサービスサイトで確認する必要があります。ユーザーがこのサービスを活用することで、より快適かつ便利な山の暮らしが実現できるでしょう。
企業情報
大和リビング株式会社は1989年に設立され、賃貸住宅の管理運営事業に大きな力を注いでいます。さらに、アコモデーション事業や海外事業、保険代理店事業も展開し、多様なサービスを提供しています。
一方、株式会社ライナフは2014年に設立され、主にスマートロックや不動産管理ソリューションを中心に事業を展開。オートロックマンション向けの「置き配対応化サービス」の開発・運営を行い、業界のニーズに応えています。
この取り組みが、両社間の協力関係を一層強化し、入居者様にさらなる価値を提供することを期待しています。