飲食店の電話対応をAIがサポート！『レストランボード』が新機能を発表

飲食店の電話対応をAIでスムーズに

株式会社リクルートが運営する予約管理アプリ『レストランボード』は、対話型音声AIサービス『IVRy』と連携し、新たに「電話AI対応機能」を提供開始することを発表しました。これにより、飲食店は24時間いつでも予約の電話に応じることができ、顧客へのサービス向上が図れます。

電話AI対応機能の概要

この機能は、顧客が電話で予約希望の日時や人数を伝えると、AIが即座に空席情報を元に予約可能かどうかを判断します。予約ができる場合は顧客の姓名を確認し、その後予約完了のSMSが顧客に送信される仕組みです。また、店舗側にも『レストランボード』上で通知が届き、リアルタイムに確定した予約内容を確認できます。さらに、予約の変更やキャンセルについてもAIが対応し、遅刻の連絡や忘れ物の確認など、一般的な電話への応答も自動化されるのが特徴です。もちろん、特別なコース選択などのケースや、予約不可の場合には直接店舗へ電話が転送されます。

背景と目的

飲食業界は常に人手不足が問題とされています。そのため、ピーク時に電話に出られず、貴重な予約を逃してしまうこともしばしばです。リクルートが実施した全国調査でも、飲食店経営者の約25%が「人手不足」を経営課題として挙げています。このような状況の中で、『レストランボード』と『IVRy』との連携により、電話対応の効率を上げることが急務となっています。AIを活用することで、スタッフは接客や他の業務に集中できるようになります。

プロダクト担当者からのメッセージ

『レストランボード』のサービス担当者である石川周平氏は、この新機能がもたらす影響について次のように語っています。「初期の頃と比べて、飲食店がネット予約を受けるケースが増えていますが、未だに電話での問い合わせは多いです。この機能により、お客様にストレスを与えることなくスムーズに予約を受け付けられるのが理想です。」