循環型農業による新たな挑戦！たもぎたけサプリ「ララ天日干し」登場

たもぎたけサプリ「ララ天日干し」の誕生

株式会社楽々は、サステナブルでエコな農業を実現するための取り組みを進めており、その一環として「ララ天日干したもぎたけサプリメント」の発売を開始しました。このサプリは、循環型農業とCO2削減を両立させています。ここでは、この新しい商品がどのように作られているのか、またその特長について詳しくご紹介します。

たもぎたけの特性と生産方法

たもぎたけは、非常に生命力が強く、その胞子の拡散が難しいため、一般的には人為的に栽培することが難しいきのこです。しかし、楽々の「ありのまま発酵」菌床を用いることで、その特性を最大限に引き出すことが可能になりました。この技術では、高温や病害にも強く、特殊な設備がなくてもビニールハウスを利用した栽培が行えます。

この方法では、自然の太陽光や夜の冷え込みを活用した無空調の環境で生産を行い、省エネを実現。これがCO2削減に寄与する要因の一つとなっています。さらに、菌類が周囲の環境に応じて成長する特性を利用し、健康な菌床の構築を実現しています。

栄養成分の魅力

「ララ天日干したもぎたけサプリ」には、エルゴチオネインやβグルカン、ビオチン、ナイアシンといった注目の栄養成分が多く含まれています。これらの成分は、抗酸化作用や免疫力の向上が期待されているため、多くの人々から注目されています。とくにエルゴチオネインは最近の研究で、その健康効果が再確認されており、サプリメント市場で注目を集めています。

持続可能な生産体制

楽々は農業事業者に対し、「ありのまま発酵」菌床をライセンス供与することで、持続可能なビジネスモデルを築き上げています。実際に、これまでに全国で約40の農業事業者がこの技術を導入し、経済的な収入源として活用しています。この取り組みは、循環型社会の実現を目指し、持続可能性を重視した農業を推進しています。

循環型農業のプロセス

「ララ天日干し」サプリの生産には、原料としてコットンハルやビートパルプを使用します。これらは、食料生産の残渣を活用した循環型の資源利用を促進する取り組みです。具体的な工程は以下のとおりです：
1. 発酵
2. きのこ菌による培養分解
3. きのこの発生
4. 使用後に野ざらしで発酵
5. 有機堆肥化
6. 畑や田に投入

このプロセスを通じて、無駄を省き、持続可能な農業を実現しています。