アスエネ株式会社は、環境への配慮が求められる現代において、企業向けに新しいCFP(カーボンフットプリント)およびLCA(ライフサイクルアセスメント)算定サービス「ASUENE LCA」を立ち上げました。このサービスは特に中小・中堅企業が、簡単にそして信頼性の高い環境データを算出できることを目指しています。
「ASUENE initial LCA supported by SuMPO」は、アスエネと一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の共同開発によるエントリーモデルで、SuMPOの豊富な知見と技術を活かした監修のもと、排出原単位を世界で初めて搭載しています。この仕組みを利用することで、企業は自身の環境負荷を迅速に測定し、公開するための信頼性の高いデータが手に入ります。
CFP/LCA算定の背景と課題
近年、環境政策がますます厳しくなり、企業は自身のCFPの計算と情報開示が求められています。特にEUでは「炭素国境調整メカニズム(CBAM)」や「電池規則」といった新しい規制が導入され、これに遅れた企業は国際的な競争力を損なう恐れがあります。また、日本国内でも持続可能な調達が求められており、政府の助成金や市場仕様の変更に対応できることが、企業の生き残りに影響を及ぼします。
さらに企業は、排出量の削減を進める中でサプライヤーとの連携を深め、Scope3排出量を減少させる取り組みにも注力しなければなりません。特に中小企業にとっては、データの収集や管理はコストを伴い、負担が大きいのです。
環境問題への意識も高まる中、約70%の消費者が環境に配慮した商品を選びたいと考えていますが、環境負荷に関する情報が不足していることが指摘されています。これらの背景を受け、企業全体で迅速なCFP/LCAの算定とデータの公開が急務となっています。
『ASUENE LCA』の特長
「ASUENE LCA」は、クラウドを基盤とした簡易で信頼性の高いCFP/LCA算定サービスです。特に「ASUENE initial LCA」は中小企業向けに設計されており、SuMPOの監修により国際的なLCA算定の枠組みに唯一準拠しています。
主な特長は以下の通りです:
- - 多様な製品やサービスのCFP/LCAを最短1分で算定
- - 高い信頼性を担保するSuMPOによる監修
- - 一次データを活用し、サプライチェーン全体でのCFP/LCA算定が可能
今後、サステナブル経営の推進が加速することが期待される中で、アスエネ株式会社は顧客のニーズに応えるべくさらなるサービス展開を図ります。ワークフローの効率化とともに、企業の脱炭素化をサポートする支援体制を強化していく所存です。また、LCAの分野で長年の実績を持つSuMPOとの強力なパートナーシップを生かし、企業が持続可能な成長を実現するための貢献も続けていきます。
「ASUENE」は複雑なCO2排出量に関する業務を簡素化し、透明性の高いデータ開示をサポートします。投資家や消費者に対してもアピールできる環境配慮がなければ、競争の中で沈むリスクが高まっています。そのため、環境に対する意識改革、および持続可能な経営を目指す企業にとって「ASUENE LCA」は強力なツールとなるでしょう。
※詳細なサービス情報はアスエネの公式サイトをご覧ください。