スカイディスク新機能「段取優先モード」の詳細
株式会社スカイディスクは、福岡に本社を構えるIT企業で、AIを活用した生産計画DXサービス「最適ワークス」を提供しています。この度、「最適ワークス」に新たな機能「段取優先モード」が追加されました。この機能は、製造業における効率的な生産工程の確立を目指しています。
新機能の目的と利点
段取優先モードを用いることで、製品ごとの律速工程において前段取り時間を最小限に抑える計画を立案することが可能となります。製造工程の中で、段取り削減効果が顕著な律速工程を自動的に特定し、その工程に対して段取り時間の省略を実現する製品の順序で設備への割り当てを行います。また、この機能は、納期優先モードとも併用でき、まずは納期を守り次に効率を高めるという段階的なアプローチが可能です。
律速工程とは
この機能での「律速工程」とは、製品の製造工程において、前段取り時間の短縮効果が最も大きい工程を指します。段取り時間を短縮することにより、生産性の改善に大きく貢献する工程が特定されます。これは、段取り時間を削減することで生産性の向上が望まれる重要なポイントです。
なぜ段取り時間の削減が重要なのか
製造工程全体で段取り時間の削減を行えばすべての工程で効果があるわけではありません。むしろ、律速でない工程での段取り削減は、工程間のズレや遊休を生み出し、製造リードタイムの遅延を招くことがあるのです。そこでこの新機能は、リードタイムや稼働率の改善が望まれるポイントに焦点を当て、実用性の高い生産性改善を実現します。
使用することで得られる効果
「段取り時間を減らす」という単純なアプローチを超え、改善効果が大きい工程に厳選して段取りを最小化します。このことにより、確実に生産性の向上へとつながります。また、シンプルな設定で専門知識は不要となり、誰でも簡単に運用可能です。これは、現場任せにせず組織全体での改善を目指す上でも重要です。
導入障壁の低さ
前段取り時間の設定が完了すれば、すぐに使用開始できます。さらに、従来の納期優先モードとの切り替えが可能なため、段階的に導入しつつ効果を確認できるのも魅力の一つです。
効果検証の仕組み
段取り時間の管理から得たデータを基に、稼働率や納期遵守率などの可視化が可能となり、定量的な現場改善を進めるPDCAサイクルにも活用できることが期待されています。
活用場面の提案
この新機能は、次のような現場での使用が考えられます:
- - 「生産性改善を希望だが、何から始めればよいか分からない」という工場
- - 「段取り回数を減らしているが、逆にリードタイムが悪化した」という現場
- - 「律速工程は知っているが、うまく改善できていなかった」という製造現場
段取優先モードは、無駄な段取りを減らすだけでなく、必要な段取りにフォーカスすることで工場全体の効率を向上させます。これにより、戦略的な段取りの削減が可能になります。
セミナーのご案内
この最新機能を紹介するセミナーも開催予定です。興味がある方は是非ご参加ください。セミナーは、7月23日(水)11:00から、Zoomにて行われます。参加は無料で、質疑応答の時間も設けられています。
セミナー詳細
- - テーマ: 「半年でここまで変わった!最適ワークス新機能一挙公開」
- - 開催日時: 7月23日(水)11:00~12:00
- - 参加方法: オンライン(Zoom)
- - 参加費: 無料
セミナーへの申し込みは、
こちらからご確認ください。
最後に
スカイディスクが70社以上の導入実績を持つ「最適ワークス」は、AIとSaaSを組み合わせた生産計画自動立案システムです。今後もDXを通じて製造業の効率向上を支援し続けます。スカイディスクは「ものづくりを、もっとクリエイティブに」をモットーに、引き続き技術革新とサービスの向上に努めています。