東京都立大学「グローバル教養講座」の開催について
東京都立大学が「国際感覚」を育むための特別講座、「グローバル教養講座」を再びオンラインで開催します。今年度は特に、国際関係の第一線で活躍する講師陣を招いて全7講座が用意されており、興味を持つ方は誰でも無料で視聴することができます。この取り組みは若い世代に豊かな国際感覚を育て、グローバルな視点で考える力を養うことを目的としており、令和3年から始まりました。
講座の概要
この講座では、政治や経済、テクノロジーといった多様なテーマが扱われます。令和7年7月25日(金)から順次配信が開始されますが、本講座の大きな特徴は、各分野で著名な講師が直接指導し、実際の社会問題に対する理解を深める機会を提供する点です。特に、AIや量子コンピュータの最新技術に関する講義も行われる予定で、若い世代に身近なテーマが多く含まれています。
公開予定の講座内容
1.
オードリー・タン氏(台湾元デジタル発展相)
- テーマ: デジタルの力でより良い社会を作る
- 配信日: 7月25日
2.
ガブリエル・ズックマン氏(パリ経済学校経済学教授)
- テーマ: 世界の経済格差と課税が果たす役割
- 配信日: 8月1日
3.
ラマン・チョウドリー氏(Humane Intelligence CEO)
- テーマ: AI導入における倫理とリスク
- 配信日: 8月8日
4.
アンナ・ロスリング・ロンランド氏(ベストセラー作家)
- テーマ: 誤解から洞察へ:世界の現実を見直す
- 配信日: 8月15日
5.
フランシス・フクヤマ氏(スタンフォード大学上級研究員)
- テーマ: 日本に期待される役割
- 配信日: 8月22日
6.
スコット・ギャロウェイ氏(ニューヨーク大学教授)
- テーマ: 人生を豊かにする成功の方法
- 配信日: 9月下旬
7.
ミチオ・カク氏(ニューヨーク市立大学教授)
- テーマ: 量子コンピュータの実用化と社会への影響
- 配信日: 10月下旬
視聴方法
すべての講座はYouTubeにて配信予定で、字幕も用意されています。講座は東京都立大学の特設ホームページ(
こちらをクリック)からアクセス可能です。これにより、自宅に居ながらにして、世界の名講師たちから直接学ぶことができるチャンスを手に入れることができます。
まとめ
「グローバル教養講座」は、地域の枠を越えて国際的な視野を広げる絶好の機会です。特に、AIや経済格差といった現代的な課題に焦点を当てているため、若者や学生にとっても興味深い内容が揃っています。この講座を通じて、参加者が国際社会で活躍できる基盤を築くことを期待しています。興味がある方はぜひ、講座に参加してみてください。