新光ゴムのAI導入
2021-06-01 07:24:27

新光ゴム工業、AI外観検査「DEEPS」を導入し品質向上を実現

新光ゴム工業が進めるAIによる外観検査の革新



新光ゴム工業は、1951年に設立された歴史あるゴム・樹脂製品の製造企業です。同社は自動車関連の防振ゴムやスプリングゴムを中心に多様な製品を展開しています。近年、製品数が増加する中で、高い品質を維持するために同社はAI外観検査システム「DEEPS」を導入しました。

DEEPS導入の背景と目的



新光ゴム工業では、長年にわたり過酷な外観検査を行ってきましたが、高齢化する検査員の問題や、健康状態に左右される検査精度という課題が浮上していました。これを受けて、林社長がAI検査システムの導入を決断し、「DEEPS」を選んだのです。このシステムは、人的ミスを減らし、安定した検査スピードを実現するための最適解となることが期待されています。

汎用性の高さが魅力



これまで同社は専用の外観検査機を導入していましたが、特定の製品のみの検査に特化しているため、他の製品には適用できないという課題がありました。DEEPSはその汎用性が最大の強みとして、今後の製品変化にも柔軟に対応できると期待されています。これからの10年、20年を見越し、あらゆる部品に対応可能な検査システムの導入が求められるでしょう。

驚くべき検出能力



AIシステムの導入後、新光ゴム工業では自動車のクッションゴムのラインで使用しています。目視検査とDEEPSを併用しながら、入念に品質チェックを行っています。特に困難とされていた部品Bの検査テストでは、AIが人の目では難しいとされる傷や欠陥をクリアし、その検出能力に参加者は驚きました。特に黒色の部品に混入した異物の検知も可能で、AIの学習によって精度が向上しています。

サポート体制の充実



導入にあたっては、もともと1品種の設定のみが原則だったものの、新たに2品種を追加する際にも、パトスロゴスのリモートサポートや電話相談によってスムーズな対応ができました。このようなサポートがあることは、安心感をもたらし、今後の展開に寄与しています。

品質とコスト削減の両立



「DEEPS」を導入することにより、ベテランとも新人ともほぼ同じ品質と検査スピードを実現することが期待されています。人的資源を減らすことで、コスト削減も見込まれ、さらに、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が高まっています。今後は登録部品を増やし、最大で10品種まで展開予定です。

セミナーでの評価



最近、パトスロゴスが開催したセミナーに参加した製造業者からは、「シンプルで使いやすそう」といったポジティブなフィードバックが寄せられています。このように、多くの企業が「DEEPS」に関心を持ち、利用検討が進んでいます。AI画像解析技術を活用した外観検査は、製造業の自動化や効率化に貢献しており、新光ゴム工業の先進的な取り組みは、多くの業界に希望の光をもたらしています。

まとめ



新光ゴム工業が導入したAI外観検査システム「DEEPS」は、品質向上とコスト削減を同時に実現する可能性を秘めた画期的な技術です。今後の展開に注目し、多くの企業がこの技術に乗り遅れないようにしていくことが重要でしょう。

会社情報

会社名
株式会社パトスロゴス
住所
東京都品川区西五反田2-19-3五反田第一生命ビル6F
電話番号
03-4567-6510

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