専修大学、新学長に馬塲杉夫氏が選任
専修大学は、次期学長として馬塲杉夫(ばば すぎお)教授を2025年9月1日付けで迎えることを発表しました。彼は、専攻が商学で、1989年に慶応義塾大学商学部を卒業後、経営学の博士号を取得し、長きにわたり専修大学の経営学部で教鞭を執ってきました。
学長選任の背景
佐々木重人前学長の任期満了に伴い、新たなリーダーとしての適任者を探る中で、馬塲教授が選ばれました。馬塲氏は、学長として「できるだけ多くのステークホルダーと対話を重ね、それぞれの課題や問題点を整理し、地域や社会の期待に応えられる、信頼される大学を創り上げていきたい」と抱負を述べています。「共に描き、共に築き、共に走る」ことを掲げ、専修大学の未来を明るく照らす意思を強調しました。
馬塲杉夫の経歴
馬塲杉夫氏は、1966年生まれの58歳。経歴は非常に多岐にわたり、1995年に専修大学の経営学部講師としてキャリアをスタートし、その後助教授、教授に昇進しました。また、専修大学の経営学部長、理事および評議員を務めた経験もあり、学内外での経験が豊富です。
学外での活動
馬塲氏は、学外でも積極的に活動しています。三建設備工業株式会社の監査役、日本経営学会では学会賞選考委員を務め、さらなる日本の経営学の発展に寄与してきました。他にも、公益財団法人新日本奨学会の理事や、日本経営学会の常任理事など、エキスパートとしての役割を果たしています。
主要業績
馬塲教授は著名な著書も持つ著述家で、彼の研究は経営学の幅広い分野にわたっています。主要な著書には『なぜ組織は個を活かせないのか』や『経営組織論第2版』などがあり、それぞれが多くの関心を集めています。また、組織の持続性や戦略経営に関する論文も発表しており、その研究成果は業界で広く認識されています。
期待される成果
馬塲氏が新学長として就任することで、専修大学の教育の質や地域との連携がさらに強固になることが期待されています。彼の知識と経験が、大学の成長を促進し、学生や地域社会に貢献することが望まれます。これからの専修大学の変化と進展に目が離せません。