近鉄は、2025年2月22日(土)よりダイヤ変更を実施し、特急列車の増発や運行区間の見直しを行います。この改正は、2025年に開催される万博に向けた輸送力の強化とサービス向上を目的としています。
ダイヤ変更の概要
今回のダイヤ変更では、全線(生駒・西信貴鋼索線、けいはんな線を除く)において、多くの変更が見込まれています。
特急列車の増発
特に注目すべきは、大阪難波と近鉄名古屋間の特急列車が増発される点です。平日には3本、土休日には7本の特急列車が増え、快適な移動が可能になります。一部列車は『ひのとり』で運行され、多くの乗客に利用されることが期待されます。
また、今まで多客時に運転されていた特急2本が定期列車化されます。そのため、大阪難波10時50分発の鳥羽行きと、鳥羽14時18分発の大阪難波行き特急が新たに運行されることになります。
特急列車の運行区間も変更され、大和西大寺発の特急が近鉄奈良から出発するようになります。
一般列車の運行本数の見直し
一般列車に関しても、京都線・橿原線・天理線の昼間の普通列車の運転本数を増発し、1時間あたり概ね3本から4本に。さらに、朝の時間帯に準急が1本追加され、利便性が高まります。また、難波線・奈良線では、昼間の快速急行運転本数が増加し、急行の本数も増加します。
特に夜の最終時間帯では、大阪難波発近鉄奈良行きの快速急行が増発され、最終時刻が8分繰り下がります。これにより、奈良方面へのアクセスが向上します。
その他の変更点
南大阪線と長野線では、土休日に始発列車の運転時刻を繰り上げる改正が行われます。名古屋線も、夜の最終時間帯に近鉄名古屋発近鉄四日市行きの急行が増発され、その結果、最終時刻が繰り下がります。
これらの改正により、近鉄はより多くの方に利用してもらえるよう、サービスを充実させていく方針です。
なお、列車の運行スケジュールは現時点でのものであり、今後変更される可能性もあるため、旅行を予定している方は最新の情報を確認することをお勧めします。