日韓ウェブトゥーンフォーラム
2025-01-14 16:36:22

日韓ウェブトゥーン産業の未来を探求するフォーラムが開催される

日韓ウェブトゥーン産業フォーラムが東京で開催



韓国青江文化産業大学は2025年1月21日に、日韓両国のウェブトゥーン産業の未来を見据えた「次世代ウェブトゥーン・マンガクリエイター育成フォーラム」を駐日韓国文化院で開催します。このフォーラムには、日本のウェブトゥーン業界の主要な関係者が多数参加し、産業の現状や教育の役割について活発な議論が展開される予定です。

日本では、電子コミックを中心に成長を遂げてきたマンガ市場が変化しており、特にウェブトゥーンという新たなメディア形式が急速に注目を集めています。従来の市場が直面している構造的課題や電子化の進展に伴う変遷の中で、ウェブトゥーンは重要な役割を果たすことが期待されています。

フォーラムの冒頭では、レッドセブンのイ・ヒョンソク代表が韓国のウェブトゥーン産業の現状と本フォーラムの意義について発表します。両国の市場において直面している課題を浮き彫りにすることで、参加者は新たな視点を得ることができるでしょう。続いて、各界のエキスパートによる興味深い発表が行われます。たとえば、菊池健マンガ総合研究所所長は「デジタルというニューノーマルの観点から見た日本マンガ産業の今」について話し、前田儒郎SORAJIMA代表取締役は「日本ウェブトゥーン制作現場の実態」について紹介します。

また、藤本由香里明治大学教授が「日本マンガにおけるウェブトゥーンの位置づけ」を説明し、飯田一史ジャーナリストが「ウェブノベルとマンガ制作連携体制の日韓差異」について発表します。これらの発表を通じて、両国のウェブトゥーン産業のエコシステムに関する意見交換が行われ、非常に重要な示唆が得られることでしょう。

特に注目すべきは、青江文化産業大学が提案する「Global Webtoon Education Network」構想です。このネットワークは、日韓ウェブトゥーン教育の新たな章を開くことを目指しており、教育機関同士の協力を通じて、学生や教授陣のグローバルな能力を強化することを目指しています。韓国の料理コンテンツを学びたい日本の学生向けのワークショップや、日本マンガ市場に進出を希望する韓国の学生向けの現地研修プログラムなど、具体的なカリキュラム交流の内容も議論されています。

さらに、フォーラム開催に先立ち、青江文化産業大学の訪問団は日本の主要ウェブトゥーンプラットフォームとの会議を通じて、韓国ウェブトゥーン作家の日本市場進出プロセスの具体的な施策について協議しています。楽天やLINEマンガ、小学館マンガワンなどの企業の参加が確定しており、業界の各種関係者が集結します。

青江文化産業大学マンガコンテンツスクールのチョ・ジャンホ院長は「国際産学交流を通じて、日韓両国のマンガ・ウェブトゥーン教育が飛躍できる基盤が整う」と語り、さらなる共同ワークショップやインターンシッププログラムの開発に期待を寄せています。

このフォーラムは、日韓両国のウェブトゥーン業界の未来において重要なターンポイントとなる事が予想され、参加者にとって有意義な経験となることでしょう。


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