IoTデータ活用進化
2017-10-10 09:36:19
MAGLABとアクロクエストの連携によるIoTデータ活用が進化
MAGLABとアクロクエストの協業がもたらすIoTの革新
近年、IoTの導入が各業界で進んでおり、特に工場や社会インフラにおける異常検知の重要性が高まっています。そこで、株式会社MAGLABとアクロクエストテクノロジーの両社が「リユースPoC」と異常検知ソリューション「Torrentio Flow」を結びつける新たな協業を発表しました。この連携により、データの活用範囲が広がり、本番運用のスムーズな移行が実現することが期待されています。
協業の背景
IoTに関する技術が進化する一方で、それに伴う実証実験(PoC)の工程はますます複雑化し、高コスト化が進んでいるといいます。こうした課題に対処するため、MAXLABが提供する「リユースPoC」は、過去に実施されたPoCを再利用することで、新たに高い初期投資を必要とすることなく、IoTプロジェクトを加速させます。
データの幅広い活用
新たに組み合わされた異常検知ソリューション「Torrentio Flow」は、IoTデバイスの異常や不正通信をリアルタイムに検知するクラウドサービスです。ユーザーは、複雑なハードウェアや専用ソフトウェアを必要とせず、シンプルにデータの障害や通信異常をモニターすることができるのです。
さらに、同じくアクロクエストが提供するデータ分析ツール「ENdoSnipe Stack」を活用することで、データの詳細な分析が可能となります。これにより、工場の設備やラインにおける異常検知、日報や社内SNSの自然言語データの感情分析、さらには社会インフラのセキュリティ監視といったさまざまな場面でデータからの洞察を引き出すことができます。
SORACOMとの連携
この取り組みの中で、「SORACOM」のIoT通信プラットフォームは重要な役割を果たします。特に「SORACOM Junction」を使用することで、データ通信SIM「SORACOM Air for セルラー」を介して、デバイス間の通信パケットを効果的に分析・解析し、異常を検知します。これにより企業はIoT事業をスムーズにスタートし、段階的にその導入を進めることが可能になります。
期待される効果
MAGLABとアクロクエストの協業は、データの再利用を推進し、IoT導入の障壁を取り除くものです。これにより、従来の大規模な初期投資が必要な異常検知やデータ可視化のプロジェクトが、スモールスタートで始められるようになるでしょう。つまり、IoTを活用したサービスの展開が容易になり、企業は新たなビジネスチャンスを逃すことなく積極的に採用することができるというわけです。
まとめ
このMAGLABとアクロクエストの革新的な取り組みは、日本のIoTおよびAI分野において、さらなる課題解決の道を開き、多様な業界におけるデータ利活用の新しい方向性を示すものとなります。今後の進捗が注目されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社MAGLAB
- 住所
- 高知県高知市帯屋町1丁目14番9号
- 電話番号
-
050-5867-0362