長野県に新たな拠点、フランスベッドが電動ベッド館を開設

フランスベッド長野電動ベッド館がオープン

フランスベッド株式会社は、長野県長野市に新たな拠点「長野電動ベッド館」を2024年11月22日にオープンします。この施設では、同社のメディカル事業とインテリア事業が融合し、高齢者福祉用具やインテリア商品の展示・体験が行われます。

背景にある高齢化の現状

日本は今や高齢化社会に突入し、2023年には高齢化率が29.1％に達しました。さらに、2050年には37.1％に上昇する見込みです。65歳以上の一人暮らしの世帯数も増加しており、そのニーズに応える福祉用具や家具を扱う店舗は必要不可欠です。しかし、特に地方都市部では人口減少の影響で、こうした商品の取り扱いが少なくなっています。この状況にタイミングよく応える形で、フランスベッドは新たな展示場を開設したのです。

長野県の高齢化率は32.7％に達しており、2050年には41.6％に上昇する見込みです。地域密着型サービスの重要性が求められているこの地に、フランスベッドが目指すのは、商品を直接手に取って体験できる場所の提供です。長年にわたり同社の介護ショップで高齢者向け福祉用具を提供してきた事業を基に、インテリア商品を加えることで、地域の生活を支える拠点を目指します。

新しい展示館の特徴

「フランスベッド長野電動ベッド館」には、メディカル商品とインテリア商品が一体的に展示されており、特に電動ベッドが多数取り揃えられています。この展示館では、介護ベッドや電動リクライニングベッドを含む電動ベッドが10台以上展示されており、実際に体験することが可能です。たとえば、エコマーク認定を受けたマットレス「ライフトリートメント」や、特定管理医療機器認定のベッド型マッサージ器「ラミダス」も展示されています。高齢者やそのご家族のライフスタイルに合わせた商品が多く取り揃えられており、選択肢の幅が広がっています。

地域社会への貢献

フランスベッドは「フランスベッド長野電動ベッド館」をモデルケースとして、今後も地方都市への展開を積極的に進める方針です。地域に根ざした取り組みを行うことで、需要の高い福祉用具やインテリア商品へのアクセスを提供し、地域社会への貢献を目指します。また、オープン記念として「タクシーでGO」サービスを実施することにし、特定条件を満たしたお客様にはタクシー代の還元も行い、来店の利便性を高めています。