国立映画アーカイブで楽しむ森田芳光の魅力、特集上映と展覧会開催中

「映画監督森田芳光」特集上映開幕！

国立映画アーカイブでは、2025年10月14日から「映画監督森田芳光」の特集上映が行われます。この上映企画は、1970年代から日本映画界で活躍してきた森田芳光監督の多彩な作品を特集し、彼の功績を詳しく振り返る貴重な機会です。森田監督は、1980年代に日本映画をリードし、さまざまなジャンルで作品を発表することで知られています。近年、海外でも回顧上映が開催されるなど、彼の評価が高まる中、今回の特集は特に注目されています。

多様な名作がラインアップ

特集上映では、森田監督の代表作やあまり知られていない作品、脚本家としての仕事にもスポットを当てています。最初の商業映画となる『の・ようなもの』をはじめ、社会現象となった『家族ゲーム』、独特な視点から描かれた『ときめきに死す』など、計38作品が上映されます。特に、今回のために新たに製作されたニュープリント作品も多数あり、色鮮やかな映像美を楽しめる機会となります。

特別上映プログラムと展示会

また、特集上映に合わせて、森田監督の初期作品の8mmフィルムも特別上映され、彼の映画制作の原点やその影響を観客が目の当たりにすることができます。このように森田監督の作品は、彼の旺盛な実験精神を反映した多様な表現が魅力的です。

さらに、特集上映と連動した展覧会「映画監督森田芳光」も開催。展示会では監督の貴重な資料や、彼の映画制作の過程を詳しく紹介する内容が予定されています。

トークイベントやスタンプラリーも

上映会の期間中には、森田監督の友人や関係者を招いたトークイベントも企画されています。広告プロデューサーの河添博幸氏やコラムニストの夏目房之介氏らが登壇予定で、貴重なエピソードや鋭い視点が披露される場となります。

加えて、展覧会と上映企画を訪問することでスタンプを集め、プレゼントがもらえるスタンプラリーも実施。楽しく参加しながら森田作品の魅力を堪能できるでしょう。