小津安二郎の『晩春』
2013-11-21 19:26:45
小津安二郎作品『晩春』デジタル修復プロジェクトが始動
『晩春』デジタル修復プロジェクト始動
松竹株式会社は、小津安二郎監督の名作『晩春』のデジタル修復プロジェクトを発表しました。これは、彼の生誕110年と没後50年を記念する重要な取り組みです。プロジェクトの資金調達のために、クラウドファンディング「READYFOR?」を利用します。
プロジェクトの背景
小津安二郎監督(1903-1963年)の『晩春』(1949年)は、これまでその歴史と魅力が受け継がれてきましたが、当時のオリジナルフィルムは現存していません。そこで、後年製作されたネガやフィルムには多くの傷みが見られ、これを修復する必要があります。
松竹株式会社は、ニューヨークの映像制作会社CINERIC社と協力し、デジタル修復作業に取り組んでいます。この作業では、ひとコマずつの細かい修復が行われ、ふんだんな映像の調和や傷の除去が実現されます。これにより、『晩春』のオリジナルの画調が見事に蘇ることが期待されています。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトは、「日本映画界が世界に誇る小津作品を未来に残す」をテーマにしています。資金調達の目標は500万円で、支援期間は2013年11月22日から2014年2月20日までです。
支援者は、一口3,000円から参加でき、10,000円以上の支援を行うことでリターンが得られます。リターンには修復版『晩春』のブルーレイに名前を掲載される特典や、試写会への招待が含まれています。
特に、500,000円の支援者には海外プレミアへの招待も用意されており、非常に魅力的です。これにより、多くの新しいファン層の確保も期待されています。
READYFOR?の仕組み
「READYFOR?」は、2011年にサービスを開始したクラウドファンディングプラットフォームです。このプラットフォームでは、プロジェクトのアイデアや夢を実現したい人が、その目的を説明し、支持者からの資金提供をうけながらプロジェクトを推進します。活動を共有することで、支援者も共にプロジェクトを実現するという新しい形のサポートが生まれています。
お問い合わせ
このデジタル修復に関する問い合わせは松竹株式会社のメディア事業部コンテンツ開発室、または経営情報企画部広報室にご連絡ください。クラウドファンディングに関する詳細は、オーマ株式会社のREADYFOR事務局までお気軽に問い合わせを。
映画界の名作を未来へ伝えるこのプロジェクトへの参加を、ぜひご検討ください。映画『晩春』のデジタル修復を目指すこの取組みは、映像文化を支える意味でも非常に重要な意味を持っています。
会社情報
- 会社名
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オーマ株式会社
- 住所
- 東京都文京区根津1−1−11千代田ビル3階 303
- 電話番号
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