歯周病リスク判定ツール
2025-02-26 13:36:32

パナソニックが開発した歯周病リスク判定ツール、厚労省に選定

パナソニックが進める歯周病リスク判定ツール



最近、パナソニック株式会社のくらしアプライアンス社が開発した新しい歯周病リスク判定ツールが、厚生労働省の「歯周病等スクリーニングツール開発支援事業」に選ばれました。この事業は、生涯を通じた歯科健診の実現を目指しており、特に口腔内を撮影した画像を用いることに重点を置いています。

歯周病の危険性とその認知



歯周病は、日本において成人に多く見られ、その自覚症状が少ないため発見が難しい疾患です。心臓病や脳卒中、糖尿病といった重大な疾患のリスク因子ともなりうるため、早期発見と治療が求められています。しかし、現状では歯科健診の受診率が低く、場合によっては歯科専門職の不足も大きな問題となっています。

パナソニックの取り組み



このような課題を解決するために、パナソニックは大阪大学大学院歯学研究科と共同で、AI技術を活用した歯周病検知ツールの開発を進めています。このツールは、口腔内を簡単に撮影できるカメラを使用し、撮影した画像をもとにAIが歯周病の罹患リスクを判定します。

具体的には、以下の3つの機能の開発が進められています。
1. 歯周病検知AIの推定精度向上
2. 口腔内カメラを使った画像の簡単撮影
3. AIによる推定結果のわかりやすい表示

これにより、ユーザーは自分の歯周状態を簡単に把握できるようになります。

実証実験の実施予定



このツールは、地方公共団体や企業内での歯科健診の場での利用を想定しており、その実用化に向けての条件確認や課題抽出のため、一般社団法人会津若松歯科医師会と協力して実証実験を実施する予定です。この実証実験を通じて、より良いサービスの提供を目指しています。

社会全体への影響



パナソニックは、今回の事業に取り組むことで、日本政府が進行させている「国民皆歯科健診」の実現に寄与することを目指しています。この取り組みにより、口腔保健の向上はもちろん、ひいては社会全体の健康増進にもつながると期待されています。

総括



歯周病はその危険性を知られざるリスクを抱えているため、早期の検出と対策が非常に重要です。パナソニックの新たな歯周病リスク判定ツールは、この問題に取り組むための大きな一歩となるでしょう。これからの実証実験や開発の進捗に注目です。

詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください。


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会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

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