JICA横浜 リニューアル
2021-06-15 09:00:04
JICA横浜がアートと国際協力を融合した新たな空間へとリニューアル
JICA横浜が新たなリニューアルを果たし、国際協力をテーマにしたアートワークを取り入れた展示が始まりました。
この施設は、海外移住の歴史や日系人の現状を伝える資料館として、多くの人々に訪れてもらいたい場所です。リニューアルを通じて、展示デザインがdot architectsにより大幅に改良され、明るく楽しい雰囲気の中で国際協力やSDGs、移住者支援事業について理解を深められるようになりました。
特に注目すべきは、日系ブラジル人アーティストの大岩オスカール氏が手掛ける新たな作品です。「トラベリング・アラウンド・ザ・ワールド」と名付けられたこのシリーズは、移住船の出発地点である横浜の歴史を描き、移住者への敬意を表現しています。この作品は、1階と2階にかけて設置される予定で、特に1階エントランスでは、コメントを兼ねて大岩氏自身が手書きで仕上げることになっています。
さらに、3階のレストラン「ポートテラスカフェ」も新たに生まれ変わり、アーティストによる作品が飾られ、横浜の港を眺めながら食事が楽しめる空間が整備されました。そこで提供されるメニューは、アートを楽しみながらリラックスしたひとときを過ごすのに最適です。
また、リニューアルに合わせて、藤浩志氏の「メッセンジャー」という参加型ワークショップや、イクタケマコト氏によるぬりえ作品「日系移民の歩み」などが設置され、訪れた人々がフィジカルに体験しながら日系社会について学び、楽しむことができる機会を提供します。特にぬりえ作品は、中南米の日系人の生活や文化を描き、家族連れでも楽しめる展示となります。
アーティストトークやワークショップも数多く予定されており、来館者はアーティストの貴重な体験や創作背景を直接聴くことができる貴重な機会となるでしょう。これにより、JICA横浜はアートを通じた地域交流の拠点としてさらに魅力を増していきます。
本プロジェクトは、JICA横浜の事業活動や海外移住に関する知識をより多くの方に広めるため、2020年にリサーチを開始し、様々な専門家と協力して実現されました。施工は株式会社丹青社が担当し、アートと国際協力を融合させた新たな展示空間が誕生しました。
JICA横浜へのアクセスは、JR桜木町駅から徒歩15分、馬車道駅からは徒歩8分であり、港の景色を楽しみながら訪れやすい場所にあります。開館時間は10時から18時までで、ぜひ多くの皆さんに足を運んでいただきたいところです。興味のある方は、公式ウェブサイトで詳細を確認し、訪問計画を立ててみてください。
会社情報
- 会社名
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独立行政法人 国際協力機構 横浜センター
- 住所
- 神奈川県横浜市中区新港2-3-1
- 電話番号
-
045-663-3251