スニフアウトとGDEPソリューションズの業務提携概要
2025年4月8日、株式会社スニフアウト(本社:東京都新宿区、代表取締役:津本海)とGDEPソリューションズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:榊原忠幸)が業務提携契約を締結しました。この提携により、両社は企業がローカル環境での大規模言語モデル(LLM)および検索拡張生成(RAG)環境を導入・運用するための包括的な支援体制を整えました。
業務提携の背景
生成AIの利用が進む昨今、企業は安全で安定した環境でのLLM運用を急速に求めるようになっています。特に、クラウド環境での機密データの取り扱いに懸念がある中、企業はオンプレミスでのLLM導入に注目しています。しかし、導入プロセスにはハードウェアの準備、環境の整備、AIモデルの調整、データ管理など複雑な課題が山積しています。これに対し、GDEPソリューションズはこれまでNVIDIA認定パートナーとして企業への高性能GPUハードウェアの提供を行ってきました。
また、スニフアウトは、LLMとRAGの導入や精度向上を支援するコンサルティングを展開しており、両社の強みを合わせることで、企業のAI業務活用の障壁を大きく下げることが期待されます。
提供されるソリューション
1.
生成AI関連ツールプレインストール型ハードウェアの提供:GDEPソリューションズが提供するエヌビディア社製のGPU搭載ワークステーション「LLM/RAGシリーズ」を使用し、オンプレミス基盤でのRAG構築を可能にします。
2.
LLM利用とRAG精度向上支援:スニフアウトが企業のニーズに応じたLLMの導入やRAGの精度向上を支援します。
これによって、企業は次のような課題を解決できます:
- - クラウド環境では取り扱いづらい機密データの安全な管理が可能
- - 初期環境構築や最適なモデル選定のハードルを低減
- - GPU環境の運用負荷や管理コストの最適化
- - LLM導入後の継続的なチューニングと精度向上支援
- - RAG技術導入時のパフォーマンス課題の克服
各代表からのコメント
株式会社スニフアウトの代表取締役津本海は、生成AIの業務活用が企業に非連続的かつ急速な成長をもたらす重要な技術でありながら、セキュリティの懸念から導入が進まない現状に対して、この提携がその課題を根本的に解決する一歩になると語っています。
これに対してGDEPソリューションズの代表取締役社長、榊原忠幸は、スニフアウトとの協業によりLLM/RAG環境の導入から運用、精度改善まで一貫した支援体制が整えられたことを強調し、今後の生成AIの社会実装に向けた取り組みを続けていく意向を示しています。
ウェビナーの開催
両社の提携を記念し、2025年4月24日にはウェビナーが開催されます。「AIエージェントの業務活用に欠かせないRAG技術の導入事例やセキュアな運用方法」がテーマで、参加者には実践的なノウハウが提供される予定です。興味のある企業は、ぜひこの機会に参加して最新のAI技術や運用方法を学ぶことをお勧めします。
ぜひ、この新しい業務提携によって、AI技術が企業環境に広まることを期待したいところです。