早稲田大学専用ファンドによる資金調達
株式会社ELternalが早稲田大学専用ファンドからの3,000万円のシード資金調達を完了しました。この資金調達は、同社が目指す社会課題の解決に向けた重要なステップです。
ELternalのビジョンとミッション
ELternalは、2020年7月に早稲田大学の大学院生を中心に設立されました。“日本に、感動を。”というミッションのもと、全国の寺院や神社と共に社会課題への取り組みを進めています。少子化や経済的不況、感染症の影響を受ける現代日本において、ELternalは地域社会や寺院の存続を脅かす課題に真正面から対峙しています。
社会が抱える課題
現在、日本では以下のようなさまざまな問題が顕在化しています。
- - 家族のつながりの希薄化: 核家族化が進む中、世代を超えた家族のつながりが弱まっています。
- - お墓の維持管理の困難さ: 無縁墓の増加や、墓地管理の負担が問題視されています。
- - 寺社仏閣の衰退: 寺院や神社の参拝者数の減少が、その存続を危うくしています。
- - 地域経済の疲弊: 特に新型コロナが観光業に暗い影を落とし、地域財政も圧迫されています。
ELternalのアプローチ
ELternalはこれらの課題に対し、以下の2つの方向性を持って取り組んでいます。
1.
全国との連携: 寺院や神社、自治体と共に目指す未来を描き、協力関係を築くこと。
2.
テクノロジーの活用: 最新技術を積極的に取り入れ、実効性のあるソリューションを提供すること。
資金調達の意義
早稲田大学からの支援により、ELternalは新たな事業開発を加速させることが可能となります。大学との連携は、企業にとって重要な資源であり、社会へのインパクトを創出するための良い機会です。代表の小久保氏は、「この支援を通じて、私たちのビジョンと理念が広がり、多くの方々に感動を届けられることを願っています」と語っています。
ELternalの概要
- - 会社名: 株式会社ELternal
- - 設立: 2020年7月
- - 資本金: 500万円
- - 代表者: 小久保 隆泰
- - URL: elternal.co.jp
- - 事業内容: 寺社仏閣のコンサルティング、地域創生事業、納骨堂事業
早稲田大学ファンドについて
早稲田大学専用ファンドは、同大学に関連するベンチャー企業への出資を目的とし、グローバルに成長する企業を創出することを目指しています。運営はウエルインベストメントが担当しており、大学の技術や知的財産を活用した事業の支援を行っています。
ウエルインベストメントの影響
ウエルインベストメントは1998年設立のベンチャーキャピタルで、特に早稲田大学に強い結びつきを持っています。代表の瀧口氏は、「ELternalは神社仏閣業界の適切な課題解決に向けた優れたビジネスモデルを構築してきた」と高く評価しています。
終わりに
この度の資金調達を経て、ELternalが社会課題解決を推進し、さらなる成長と貢献を果たしていくことが期待されます。日本の未来を豊かにするために、彼らの取り組みに注目が集まっています。