次世代BIMプラットフォーム「ChatBIM ACIMUS」が建築設備対応を開始

「ChatBIM ACIMUS」が建築設備対応を開始

株式会社ACIMUSが新たに発表した「ChatBIM ACIMUS」は、生成AIを通じてBIM（Building Information Modeling）モデルを自動的に生成する革新的なプラットフォームです。この度、業界で最も悩ましい「建築設備（MEP）」に対応する機能拡張を行いました。これにより、設計の手戻り削減や竣工後の維持管理の効率化が期待されています。

建築業界の課題解決へ

建築業界では、設計や施工の際に発生する「干渉調整」や「手戻り」が効率を損なう大きな要因とされています。また、竣工後に図面と実際の設備との不一致が生じることが、維持管理業務において大きな負担となっています。ACIMUSは、これらの課題を解消するために、専門的なBIM操作を必要とせずに「対話」によってBIMモデルを構築し、設備計画を統合できる新機能を導入しました。

直感的な操作でどうなるのか

ACIMUSの新機能として、配管や枡を直感的に設置できる機能が追加されました。この機能では、ユーザーはまるでゲーム感覚で3D空間に配管を配置できるため、建築に関わる専門家でなくても簡単に扱うことができます。この直感的なUIにより、高さや配管径を自由に調整し、各種系統情報を設定することが可能です。

自動化機能とそのメリット

加えて、ACIMUSでは配管同士の接続箇所を自動で検知し、適切な継手タイプを自動生成する機能も実装されています。この機能により手動での位置設定が不要となり、配管設計が迅速かつ正確に行えるようになります。また、枡の設置にも対応することで、さらに機能が拡充されています。

配管ビューモードの導入

新たに追加された「配管ビューモード」により、建物モデル全体を半透明表示にすることができ、配管や継手、枡を系統ごとに色分けして可視化できます。この機能は、複雑な設備経路の全体構成を一目で把握できるため、各系統の流れや接続関係を容易に確認できる大きな利点があります。

未来に向けた展望

今後ACIMUSでは、生成AIを活用して「自動化」や「最適化」をさらに進めていく方針です。具体的には、配管の最適ルート提案、AIによる干渉チェック機能の導入などが予定されており、建築DX（デジタルトランスフォーメーション）を推進する上で重要な役割を果たすと期待されています。

ACIMUSの特長と違い

『ACIMUS』は、従来の「建築AI」に対して決定的に異なる点がいくつかあります。第一に、単なる画像生成ではなく、データを持つBIMモデル自体を生成できる点です。さらに、専門的な知識がなくても誰でも使えるUI設計により、初期段階のデザイナーや営業担当者でも簡単にBIMモデルを操作できます。

統合的なワークフローの実現

ACIMUSは、意匠・法規・設備・維持管理を統合的に扱うことを通じて、設計ワークフローの分断を防ぎます。この結果、建物のライフサイクル全体をカバーできるため、より一貫した設計プロセスが実現されます。今後の機能拡充により、建築業界の生産性向上に貢献し続けるでしょう。

公式サイトでは、ACIMUSの機能や詳細情報を確認できます。興味がある方は、ぜひ無料オンライン説明会への参加をお待ちしています。ACIMUSの開発チームが提供する最先端技術の恩恵を、一緒に体感してみてください。