若手表彰「ヒーローズ」
2023-03-03 09:40:49

新たな福祉の形を追求する若手表彰『社会福祉ヒーローズ』全国大会の魅力

新たな福祉を求めて - 「社会福祉ヒーローズ」全国大会



2022年2月28日に東京で、全国社会福祉法人経営者協議会が主催した「社会福祉ヒーローズ トーキョー 2022」が行われました。この大会は、福祉業界に新たな風を吹き込む優れた若手職員を表彰するイベントで、今年も多くの応募が寄せられました。

社会福祉ヒーローズの誕生



「社会福祉ヒーローズ」賞は、2018年3月に設立され、福祉の素晴らしさを広めることを目的としています。今年度は過去最多の68人が応募し、介護、保育、障がい者支援などに従事する若手職員の中から6人が選ばれました。選ばれたファイナリストたちは、各自の地域での実践や活動について熱いプレゼンテーションを行い、会場を盛り上げました。

ベストヒーロー賞に輝く稲葉夏輝さん



全国大会で最優秀賞「ベストヒーロー賞」を受賞したのは、介護老人福祉施設「やまゆりの里」で活動する稲葉夏輝さん(35歳)。彼はSNSを通じて施設の日常を発信し、介護業界の魅力を広める努力を続けています。受賞の際には、福祉の楽しさを多くの人に伝えるとともに、さらに多くの人が福祉を仕事にしたいと思えるような投稿をしていくことを誓いました。

SNSの力を活用した新たなアプローチ



稲葉さんがSNSに力を入れているのは、介護の現場をより良く伝え、人材確保を実現するための重要な手段だからです。彼が指定するSNSアカウントは、TikTokで約1.5万、Instagramで約2万フォロワーを抱えており、これらのプラットフォームを通じて多くのファンを獲得しています。彼が発信する内容は日常の中での料理や活動、特に「入居者さまの夢を叶える」ことをテーマにしています。

若手福祉職員の抱える現実



コロナ禍以降、福祉職は「エッセンシャルワーカー」として新たな注目を浴びています。しかし、厚生労働省の調査によると、2040年には医療・福祉分野で約100万人の人手不足が予想されており、業界は人材確保に苦慮しています。そこで、「社会福祉ヒーローズ」賞は、クリエイティブで最先端な福祉業務を行う若手職員を広く認知させることで、より多くの人々に福祉の道を志してもらうことを目指しています。

未来への展望



今回の全国大会では、参加者たちがそれぞれの思いを胸にパフォーマンスを披露し、優れた実績を持つ若手職員たちが社会福祉の未来を切り拓く姿が印象的でした。稲葉さんをはじめとする受賞者たちは、今後の福祉業界のスタンダードを形作る存在となり、若い世代が福祉の仕事に魅力を感じるきっかけを提供してくれることでしょう。このような取り組みが広がることで、福祉の世界がますます明るいものになっていくことを期待しています。

会社情報

会社名
全国社会福祉法人経営者協議会
住所
東京都千代田区霞が関3-3-2新霞が関ビル
電話番号
03-3581-7819

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