ベルクの新たな試み
2025-12-11 12:41:19

ベルクが障がい者就労支援コーヒー焙煎室を設立し新しい雇用を創出

ベルクが新たな障がい者就労支援の取り組みを開始



埼玉県鶴ヶ島市に本社を構える株式会社ベルクが、スーパーマーケット業界において初となる障がい者就労支援のコーヒー焙煎室を設立しました。この新しいプロジェクトは、株式会社スタートラインが運営する障がい者就労によるコーヒー製造事業「TASKI COFFEE」を導入したものです。これにより、ベルクは障がい者の雇用機会の創出と企業内の多様性の推進に一層力を入れています。

障がい者によるコーヒー製造



新設された焙煎室では、コーヒー豆の選別や焙煎、ミル作業、そしてドリップバッグの包装を行います。特に重要なのは、コーヒー豆の中から欠点豆を取り除く「ハンドピッキング」の工程です。障がい者メンバーが視覚と手を駆使して、一つひとつの豆を選別し、最適な焙煎方法を採用することで、豆本来の風味を引き出します。このプロセスを通じて、雑味のない高品質なコーヒーを生み出すことが目指されています。

地域社会への貢献と意欲の向上



製造されたコーヒーは、主にベルクの従業員や関係者向けに販売されますが、今後は店舗での販売も検討されており、消費者からのフィードバックを通じて障がい者のメンバーの働く意欲をさらに高めることを目指しています。この事業は、地域雇用の創出に加えて、食を通じたコミュニティへの貢献、さらにはSDGsへの取り組みとして位置づけられています。

研修を通じて意識向上



ベルクはまた、管理職向けにコーヒー焙煎研修を実施することを計画しており、全社的な障がい者雇用に対する理解と意識を高めることに取り組んでいます。これにより、企業としての社会的責任を果たし、全ての従業員が安心して働ける環境を目指します。

入社式と新たなスタート



この新プロジェクトの本格稼働を迎え、2025年12月9日には新規従業員およびその支援員を招いた入社式とオリエンテーションが行われました。原島一誠代表取締役社長は、新しい職場で活躍することへの期待を語り、新たな一歩を踏み出すメンバーに強い激励の言葉を送りました。オリエンテーションでは、具体的な作業フローや注意点についての説明が行われ、障がい者が安心して働ける体制が整えられました。

障がい者雇用の実績



ベルクは、これまでに364名の障がい者を雇用しており、その雇用率は約4%で法定雇用率を大きく上回っています。こうした取り組みが評価され、2019年には厚生労働大臣表彰を受賞し、埼玉県からは障がい者雇用優良事業所としても認定を受けています。多様な人材が活躍できる場を提供することが、企業の成長と地域社会の発展につながることを信じて、今後も積極的に取り組みを続けていく方針です。

企業情報



ベルクは1959年に埼玉県秩父市で「主婦の店」として創業し、現在は関東エリアに150店舗以上を展開しています。標準化された店舗フォーマットや効率的な経営、充実した物流センターにより、安定した商品品質を地域に提供しています。今後も、障がい者雇用を通じて地域に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。


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会社情報

会社名
株式会社ベルク
住所
埼玉県鶴ヶ島市脚折1646番
電話番号

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