ロボットの未来を切り開く新たなパートナーシップ、リモートロボティクスとフレアオリジナルが提携

リモートロボティクス株式会社は、クラウドサービス「Remolink」を通じたロボットの遠隔操作の実現を目指し、株式会社フレアオリジナルとのパートナー契約を締結しました。この提携により、両社の強みを活かし、ユーザー企業が直面する事業課題の解決に向けた遠隔操作ロボットシステムの構築と提供が進められます。

近年、人手不足や人件費の高騰が多くの企業に影響を及ぼし、事業継続が難しくなっている中で、ロボットの導入による完全自動化は依然として難しい選択肢となっています。そこで、リモートロボティクスとフレアオリジナルは、「リモートによる人とロボットの役割分担」という新たな選択肢を提案しています。ロボットは得意な繰り返し動作をこなし、人がリモート環境からそれ以外の業務を担当することで、より効率的な業務運営が可能になるのです。

フレアオリジナルは「Remolink Tools」という開発用ソフトをロボットシステムに組み込み、クライアントのニーズに応じた遠隔ロボットシステムを構築します。構築後は、クラウドサービス「Remolink」を通じて、システムの運用を支援します。これにより、従来はロボット導入が難しかった業務でも、新しい働き方へとシフトすることが可能です。

株式会社フレアオリジナルは、長野県中東部に位置し、「人の想い」を大切にしたロボット開発を行っています。彼らの豊富な経験と専門知識は、今回の契約において大きな利点となります。クライアントの様々な要望に応えるため、広範囲にわたるロボットシステムの実績を誇っています。

「Remolink」は、ロボット導入後の遠隔操作を実現するクラウドサービスです。今までの「100%自動化」または「100%人作業」という選択肢から脱却し、より柔軟な業務形態を提案しています。具体的には、ロボットが繰り返し行う作業を自動化し、人間がその動作をリモートで監視・指導するスタイルを構築します。これにより、従来の労働形態からの脱却が実現されるのです。

「Remolink」には、半自動化を可能にする機能や、リモート業務全体を支えるアカウント管理、業務アサイン機能が備わっています。また、2024年度中には、ロボットの遠隔操作を行う人材を企業と繋ぐマッチングサービスの導入も予定されており、事業者にとっては新たな人材採用の選択肢となるでしょう。

加えてリモートロボティクスは、パートナープログラムである「Remolink Partners」を通じて、新しいロボットシステムの提案と構築に取り組む企業を募集しています。参加企業には、完全自動化を困難とする案件に対して新たなソリューションを提案する支援が行われます。これにより、企業は必要なスキルや知識を得られるだけでなく、ユーザーへのサポートも強化されます。

これらの新たな動きやサービスの展開は、ロボット技術の可能性を広げ、未来の働き方を変えるきっかけとなるでしょう。リモートロボティクスとフレアオリジナルの連携がもたらす進化を、今後も注目していきたいと思います。詳細は、各企業の公式ウェブサイトで確認可能です。