池田呉服座130周年を祝う新たな挑戦
大阪府池田市に拠点を置く池田呉服座が、創業130周年を迎え、特別なイベントを開催します。その名も「池田呉服座 130周年 記念週間」。この節目の期間に、注目すべきは、外国人プロ落語家による「日本語落語と英語落語会」です。これにより、日本初、いや、世界初の試みが実現し、多くの人々に新しい落語の楽しみ方を提供します。
特別公演の詳細
落語会は12月22日(金)に行われ、午前中には日本語の落語公演、午後には英語の落語公演が企画されています。
- - 日本語落語会: 13:30~(演目:宿屋の仇討ち、初天神)
- - 英語落語会: 18:30~(演目:英語版の宿屋の仇討ち、初天神)
このイベントには、桂福龍と三遊亭好青年という二人の外国人プロ落語家が登場します。桂福龍はカナダ出身で、日本文化に魅了されて2001年に来日。以来、英語落語の伝道師として活動し、様々な国でその魅力を伝えています。一方の三遊亭好青年はスウェーデン出身で、日本語・英語・スウェーデン語を話し、日本の伝統的な演芸に日々精進しています。
歴史的背景と意義
池田呉服座は、かつて大阪で活躍した芝居小屋の一つで、多様な演芸が行われていました。昭和44年に閉館された後、現在の場所にその姿を再現。130年前から続くこの場所で、外国人による落語が行われることは、伝統芸能の新たな展開を意味します。
また、昨年はカナダ人とスウェーデン人の落語家による初の外国人落語家二人会が行われ、多くの注目を集めました。このように、池田呉服座は伝統に新たな風を吹き込む場所として位置付けられ、今後もその多様性を活かしたイベントが期待されています。
どのように参加するか
イベントの参加は、事前予約制で、料金は一般3,000円、学生2,000円となっています。チケットは池田呉服座の公式ウェブサイトから購入可能です。また、開催地の池田呉服座は、アクセスも良好で、多くの人々が訪れることができるでしょう。
この機会に、伝統的な日本の落語と、英語での新しい試みをぜひ体感してみてください。池田呉服座での特別な一日が、あなたを待っています。
開催情報
このイベントは、落語が持つ可能性を広げ、伝統文化の未来を考える素晴らしい機会です。新たな試みに挑む二人のプロ落語家によって、どんな物語が語られるのか。ぜひその目で確かめに来てください。