医療従事者の心身ケアを進める蘇生会の酵素風呂サービス導入
医療従事者の疲労を癒やす新たな取り組み
蘇生会総合病院(京都市伏見区)は、2026年4月20日に職員向けに酵素風呂サービスを開始しました。このサービスは、医療従事者の心身の疲労軽減を目指すもので、持続可能な医療提供体制を実現するための一環として導入されました。
医療現場と社会情勢の影響
近年、日本の医療現場は少子高齢化や医療従事者不足、働き方改革、感染症対応など、多くの課題に直面しています。特に医療従事者は長時間勤務で心身のストレスが溜まりやすく、「見えない疲労」が問題視されています。蘇生会総合病院は、こうした課題に対処するために、従来の労働時間の見直しにとどまらず、職員の健康を支える取り組みが重要であると認識しています。
酵素風呂の魅力と特長
今回導入する酵素風呂は、100%米ぬかを使用した自然発酵に基づく乾式温浴です。この米ぬかは栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富です。乳酸菌や酵母、納豆菌などの微生物の働きにより、炭水化物やタンパク質が分解され、高い温度での発酵が行われます。この環境下では善玉菌が優勢となり、病原菌の繁殖を防ぎつつ、清潔かつ安全な環境が維持されます。
また、毎日の米ぬかの入れ替えや撹拌を行い、発酵状態を管理することで、より高い効果が期待できます。さらに、この酵素風呂は電気やガスを使わず、すべて天然素材と発酵の力で温度が保たれています。そのため、米ぬかに含まれる酵素は皮膚から体に働きかけ、代謝を促進する効果があるとされています。
医療従事者を支える思い
本サービスを担当する奥村店長は、「米ぬか純度100%にこだわることで、本来の発酵の力を活かしています。夏のプレオープンでは、医療従事者の方々が頻繁に利用してくれました。日々の疲れを癒やし、心身の健康を保つ場として役立ちたい」と話します。
理事長の体験と想い
実際に酵素風呂を体験した理事長は、自身の疲れがどれほど蓄積していたかを実感した様子。「一度も寝ることなく熟睡できました。この取り組みは、医療現場で働く職員自身が健康であってほしいという願いが込められています」と述べました。
今後の展望
蘇生会総合病院は、今後も医療の質向上のみならず、職員のウェルビーイングを追求し、「選ばれる医療機関」と「働き続けられる医療機関」の実現を目指し続けます。
編集後記
酵素風呂があるサロンは、白を基調とした清潔感あふれる空間で、落ち着いた雰囲気が漂います。各個室はプライバシーに配慮されており、男女問わず安心して利用できる環境が整っています。足を米ぬかに踏み入れると、じんわりとした温かさに包まれ、心身の疲れが解放されていくことでしょう。
病院概要
蘇生会総合病院は1952年に開院し、京滋地区で地域に根差した医療と介護サービスを提供しています。290床の病床数を持ち、急性期からリハビリテーションに至るまで、多様な医療を展開しています。
詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください:
蘇生会総合病院