神田松之丞 講談公演
2019-11-28 17:00:27

神田松之丞が魅せる新春講談公演!『畔倉重四郎』全通し開催

神田松之丞が贈る新春連続読み『畔倉重四郎』



日本の伝統芸能である講談を次世代へと伝える活動を続ける講談師・神田松之丞が、2020年に新春連続読み『畔倉重四郎』の完全通し公演をあうるすぽっとで行うことが決まりました。この公演は、松之丞にとって特別な意味を持つ大きなイベントです。

過去の公演と深い絆


松之丞があうるすぽっとで初めてパフォーマンスをしたのは、2018年開催の“みんなの演芸”で、以来この劇場との関係は深まってきました。特に2019年の『慶安太平記』全面通し公演では、観客の大きな反響を呼び、多くの人々に講談の魅力を知ってもらうきっかけとなったのです。松之丞自らも「長椅子の良さ」に救われたと語る創造的な空間での講談は、観客に強い感動を与えました。連続物としての講談の楽しみを存分に体感できるこの特性を活かし、松之丞は再びあうるすぽっとに舞い戻ります。

最後の連続物通し公演


2020年2月11日、松之丞は真打昇進と同時に、六代目神田伯山としての襲名が控えています。そのため、今回の『畔倉重四郎』は、松之丞として行う最後の連続物公演でもあります。これまでの集大成とも言えるこの公演は、観客にとって特別な思い出となること間違いありません。松之丞が講談に込める想いは、「連続物が講談の本流」とする彼自身の信念を体現したもの。多くの人々にその真髄を体験してほしいと考えています。

畔倉重四郎の魅力


『畔倉重四郎』は、松之丞が2017年に初めて連続読みを行い、その後講壇の仲間と共に作品の深みを探求してきたストーリーです。この物語は、一人の悪党が堕落し、次々と人を葬る心理を描いています。松之丞は観客を引き込む巧みな語り口とともに、登場人物たちに命を吹き込み、サスペンスと感情が交錯する演技を提供します。彼の語りは、聴衆に対して強烈な印象を残し、物語の重みを感じさせるのです。

松之丞は、「講談は絶滅危惧職である」と語り、伝統芸能の存続を求める姿勢を示しています。その活動を通し、彼は多くの人に講談の楽しさを伝え、未来へと受け継ぐ責任を果たすことを目指しているのです。

公演概要


この新春連続読み『畔倉重四郎』の公演は、2020年1月4日から1月15日までの間、あうるすぽっとで開催されます。注目の前夜祭も予定されており、全席指定のチケットが準備されています。多くの人にとって忘れられない体験となるこの機会をお見逃しなく!

観客の皆さんが連日通って、松之丞の語りの迫力を実感していただけることでしょう。彼のメッセージの通り、講談の連続物こそがその面白さを引き出すのです。役者と観客の一体感を味わうこの公演、ぜひ参加してみてください。

詳しい情報は、あうるすぽっとの公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
あうるすぽっと
住所
東京都豊島区東池袋4-5-2ライズアリーナビル2・3階
電話番号

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