「きっともっとずっと聴こう!13」岡山開催の全貌
2025年6月21日(土)・22日(日)、岡山コンベンションセンターで開催される「きっともっとずっと聴こう!13」は、難聴のある子どもたちとその家族を支援する国内最大規模のイベントです。このイベントは、保護者主体で活動する「声援隊」が主催しており、様々な専門家が一堂に会し、貴重な情報の共有を目的としています。
声援隊の理念とこれまでの活動
「声援隊」は、人工内耳や補聴器を装用する難聴児を育てる保護者や支援者が集まり、情報や思いを共有するための非営利の団体です。2009年から続く「きっともっとずっと聴こう!」シリーズでは、すでに12回のイベントを国内各地で開催し、延べ2,000名以上の参加者を動員してきました。
この活動は、難聴児に対する理解を深めることで、親や家族が持つ「子どもにどのように向き合い、支援すれば良いのか」という悩みを少しでも解消する場となっています。過去の参加者からは「ここで仲間と出会えた」という声が寄せられており、心強い支え合いの場として多くの支持を得ています。
専門家の講演と実践セッション
イベントの中でも特に注目されるのは、シンガポールから来日するAVT(聴覚口話法)認定セラピストによる講演です。AVTは、聞く力を育て、言葉でコミュニケーションを図るための療育法であり、聴覚障害を持つ子どもたちの成長を支える重要な手段とされています。
さらに、国内外の専門家による講演も予定されており、聴覚、言語発達、教育、心理など多岐にわたる分野の知見が得られる貴重な機会です。これらの専門家は、各地域における医療や教育の現場で実践している最新のアプローチを紹介し、参加者にとって非常に有益な情報を提供します。
家庭同士のつながりを深める場
「きっともっとずっと聴こう!13」は、単なる学びの場としてだけでなく、同じ悩みを抱える家庭同士のつながりを生む場でもあります。多くの参加者が、他の保護者と情報交換や交流を行い、互いにサポートし合う関係を築いています。このようなネットワーキングは、難聴児育てを行う上で欠かせない要素です。
今後の声援隊とその使命
声援隊は、今後も活動の幅を広げていくと同時に、親としての想いや希望を大切にしながらその活動を続けていく方針です。2024年からは新たに池田優里さんと家住教志さんの両名が共同代表として活動を引き継ぎ、声援隊の理念を受け継いでいます。
彼らは、聴覚障害がある子どもたちが自分らしく生きられる社会を目指し、様々な教育活動や情報発信を行っていくことでしょう。今後も声援隊の動向に注目が集まります。
参加方法と詳細情報
「きっともっとずっと聴こう!13」の参加申し込みは、公式サイトから可能です。参加を希望する方々は、以下のリンクをご参照ください。
このイベントは、多様な背景を持つ人々が一堂に会し、共に学び、支え合うための特別な機会です。特に、難聴のある子どもたちの未来を応援するための重要な一歩となるでしょう。これからの展開にぜひ、ご期待ください。