マリモソーシャルソリューションズとMooponの業務提携
2024年10月15日、株式会社マリモソーシャルソリューションズ(以下、マリモSS)が株式会社Moopon Corporation(以下、Moopon)と宿泊施設運営に関する資本業務提携を締結したことが発表されました。この提携によって、マリモSSはMooponのノウハウを活用し、宿泊施設運営を強化し、地域の活性化に向けて取り組みを加速させます。
業務提携の背景
マリモホールディングスは、「ソーシャルビジネスとビジネスの割合が50:50で共存する企業」を2030年のビジョンに掲げています。この目標に基づき、マリモSSは公共福祉や地方創生、ウェルネス、環境衛生、グローバル、ITの6つの領域で社会課題の解決に向けたビジネスを推進しています。
また、宿泊施設運営においては、地方創生を目的とした新規開発や既存施設の再生に力を入れています。新型コロナウイルスの影響から観光業が復調する中、訪日外国人旅行者数の増加が見込まれており、宿泊施設への需要も高まっています。しかしながら、業界全体では人手不足や労働生産性の向上といった課題が浮き彫りになっています。
提携の詳細と取り組み
今回の提携では、マリモSSが持つ宿泊施設「blue quad hotel 倉敷玉島」や「セトノウツツ」の運営をMooponに委託し、非対面のセルフチェックインシステムを導入することで、業務の効率化を図ります。さらに、今後新たに開発するホテルやコンテナホテル、アパートメントホテルについても同様にMooponに運営を委託し、事業化の加速を目指します。
この提携は、国内不動産事業とのシナジーを活用し、全国の観光産業の活性化にも貢献することが期待されています。マリモSSは業界の課題解決を目指し、地域経済の発展に寄与するべく取り組みを進めていきます。
Moopon Corporationの概要
Mooponは2015年に設立され、広島県広島市を拠点にホテル、旅館、ゲストハウスの運営や非対面セルフチェックインシステムの提供を行っています。同社は宿泊業務の効率性向上に向けたノウハウを有し、業界内での存在感を増しています。今回の提携により、マリモSSと連携し、さらなるサービスの向上を図ることでしょう。
まとめ
マリモソーシャルソリューションズとMooponの業務提携は、宿泊施設運営の効率化と地域活性化に向けた重要な一歩となるでしょう。観光業界の回復が進む中、両社の協力により、地域経済の発展が期待されます。今後の取り組みに注目です。