ヒョンデが新たなビジョンとフラッグシップ車を発表したHyundai Biz. Day

ヒョンデが発表した2025年度ビジネスプランの全貌

2024年11月8日、Hyundai Mobility Japan株式会社は、「Hyundai Customer Experience Center 横浜」において2025年度ビジネスプランを発表するイベント「Hyundai Biz. Day」を開催しました。このイベントでは、革新的な車両と未来の展望が明らかにされ、参加者の関心を集めました。

主催者挨拶と企業ビジョン

この日、マネージングダイレクターの七五三木敏幸氏は冒頭の挨拶で、ヒョンデが掲げる「持続可能な未来と豊かなモビリティライフの提供」を目指す姿勢を強調しました。彼は、2024年10月末の販売台数が1,511台に達したことを発表し、顧客満足度を高めるべくサステナビリティと高品質なサービスの強化に努める意欲を示しました。

さらに、七五三木氏は「今後5年間で販売規模を10倍以上に拡大する」という新たなビジョンを掲げ、ヒョンデの未来に向けた出発点を印象づけました。

新モデル「The new IONIQ 5」の発表

次に、商品担当の佐藤健氏が登壇し、マイナーチェンジを受けた「The new IONIQ 5」について詳細を語りました。この新型EVは、800V級電源システムを採用し、バッテリー容量が15%以上増加して84kWhに達しました。その結果、最大一充電走行距離は703kmにまで延び、利便性と環境への配慮を両立させた先進的な設計となっています。

佐藤氏は「The new IONIQ 5」がヒョンデのフラッグシップモデルとして進化し続けることを表明し、エネルギー効率の高い第四世代バッテリーセルを採用している点や、安全機能の充実について強調しました。特に、リサイクル可能な内装素材や環境に優しい製造プロセスがポイントであることを説明し、「The new IONIQ 5」はただの移動手段ではなく、顧客に新たなライフスタイルを提案する存在であるとしました。

次世代EV「INSTER」の日本市場導入発表

さらに、ヒョンデは新型コンパクトEV「INSTER」を2025年度の春に日本市場に導入することを公式に発表しました。このモデルは既に韓国や欧州で展開されているもので、ヒョンデの日本市場への意気込みが込められています。

七五三木氏は、「INSTER」が消費者のライフスタイルにどのようにフィットするのかを重視し、新型EVの品質、価格、そして顧客のニーズに応えられることを期待しているとの考えを示しました。

未来展望と顧客へのメッセージ

イベントの最終部分では、両者がヒョンデが目指す「持続可能な未来」についてさまざまな取り組みを紹介しました。七五三木氏は、日本の消費者に安心して選んでもらえる多様なモビリティライフの提供を強調し、顧客の声に寄り添う姿勢を示しました。

一方で佐藤氏は、新型モデルが持つ期待される影響について再確認し、顧客のライフスタイルに寄り添った商品開発の重要性を語りました。ヒョンデは「The new IONIQ 5」を通じて、日本市場におけるブランドの地位を強化し、次世代のモビリティ体験を提供することを約束しました。

ヒョンデの未来への展望

こうして「Hyundai Biz. Day」は、ヒョンデが新たな価値を提供し、持続可能な未来を見据えた企業としての姿を改めて示す場となりました。次年度には「INSTER」の販売開始も予定されており、ヒョンデのブランド戦略がますます注目を集めることでしょう。先進的なEVのラインナップを通じて、顧客のライフスタイルに彩りを加えるヒョンデの挑戦から目が離せません。

ぜひ、ヒョンデの公式ウェブサイトをチェックして、最新情報をいち早く掴んでください。

Hyundai公式ウェブサイト