アムニモポータブルAB12の登場
アムニモ株式会社は、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策に特化した新しい製品「アムニモポータブルAB12」を2025年12月12日に提供開始することを発表しました。この製品は、サービス業や小売業など、顧客と接する職場での安心・安全な環境を実現するために設計されています。
カスハラの現状とその影響
近年、カスハラによる従業員の精神的・身体的な負担が社会問題として深刻化しています。サービス業や公共交通機関において、顧客からの不当な要求や行動が従業員に多大なストレスを与え、業務の効率を低下させることが相次いでいます。この問題に対処するためには、映像や音声データを確保し、安全に管理・共有する仕組みが必要です。
アムニモポータブルAB12の特長
アムニモポータブルAB12は、ハイブリッド録画方式を取り入れた名札型デバイスです。以下にその特長を解説します。
1. 名札型のデザイン
AB12は名札型のウェアラブルカメラとして設計されており、従来のデバイスとは異なり、装着していても自然に利用できる点が大きな利点です。約76gの軽量で、従業員に負担をかけずに使うことができます。
2. データの安全性
このデバイスは、保存されるデータが暗号化されており、端末の紛失や盗難に遭った場合でも情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。また、常に録画される映像はSDカードに保存され、必要な時にのみクラウドへアップロードされるハイブリッド管理が実現されています。
3. 簡易な運用
AB12はLTEや無線LANによる直接接続が可能で、従業員が離れた場所でも容易に映像や状況を共有できます。これにより、迅速な情報共有が可能になり、カスハラ対策の有効性が向上します。
クラウドサービスとの連携
アムニモポータブルAB12は、クラウドサービスと一体化しており、動画ファイルをエッジデバイスに録画しつつ、必要に応じてアップロードすることができます。また、管理者はWebブラウザからリアルタイムで映像と音声を確認でき、複数端末の映像を一元管理可能です。
導入方法
この「アムニモポータブルAB12」は、アムニモのパートナーであるダイワボウ情報システム株式会社を通じて提供されます。関心のある方は、公式Webサイトや担当者に連絡することで詳しい情報を得ることができます。アムニモは、企業がカスハラ対策を確実に行えるよう全力でサポートする姿勢を示しています。
結語
「アムニモポータブルAB12」は、カスハラ対策の新しい形を提案する製品であり、従業員の安全と職場の環境改善に寄与することを目指しています。今後、サービス業全体への普及が期待されるこのソリューションの登場は、職場環境改善に向けた大きな一歩となるでしょう。