阪南大学が開く新しい未来の扉
2025年7月20日、阪南大学(大阪府松原市)のオープンキャンパスでは、学生たちに新しい防災体験を提供する「防災メタバース」が展開されました。主催したのは、株式会社Meta Heroes。システム設計とソリューション開発に携わる同社は、地域の課題解決に向けた取り組みを行っています。
先端技術への理解を深める場
関係者によれば、今回提供された体験会は、阪南大学の総合情報学部で実施されました。この学部は、XR(拡張現実)やAI(人工知能)、デジタル技術の活用を重視し、実践的な学びの場を提供しています。防災メタバースは、地域課題の解決と持続可能な開発目標(SDGs)達成を目指した教育プロジェクトの一環として位置づけられています。
また、Meta Heroesが運営するDX教育スペース「Hero Egg」との連携から生まれたアイデアでもあります。この施設は、メタバースやAIに特化した教育を提供し、未来を担う子どもたちに無償で学ぶ機会を提供しています。
ゲーム感覚での防災学習
オープンキャンパスでの防災メタバース体験は、参加者にとって特に新鮮で刺激的であったと好評です。実際に参加した学生からは、「ゲーム感覚で防災を学ぶことができて楽しかった」、「災害時の行動を疑似体験することで、より深く理解できた」といった感想が寄せられました。このようなインタラクティブな体験が、多様な背景を持つ学生たちに防災意識を向上させる重要な手助けとなっています。
Meta Heroesは、今後も阪南大学とのさらなる連携を強化し、eスポーツ分野や地域活性化におけるメタバース活用など、新たな領域にも積極的にアプローチするとしています。
Hero Egg - 誰でもヒーローに
Meta Heroesが展開する「Hero Egg」は、XRとAIを学ぶための場所であり、2024年8月に大阪・なんばにオープンしました。子どもから大人までが共に学べるこの施設では、ゲームやAIを使った体験型プログラムやワークショップがあり、多様な学びを提供しています。また、経済的な制約があっても最新技術に触れる機会を得ることができる場を目指しています。
私たちの未来がここに
Meta Heroesは「Society 5.0」をテーマに、社会課題を解決するために多くの取り組みを行っています。2025年には大阪・関西万博で「AI/メタバースアワード」を主催する計画もあり、今後の成長に期待が寄せられています。
地域社会との連携を大切にし、次世代の育成に寄与するMeta Heroesの活動から目が離せません。