加賀電子グループ、ERP導入
2012-07-11 11:00:02
加賀電子グループ2社、クラウドSaaS ERP「ZAC Enterprise」導入で業務効率化を実現
加賀電子グループ2社、クラウドERP導入で業務効率化
東証一部上場の加賀電子株式会社のグループ企業である株式会社デジタル・メディア・ラボ(DML)と株式会社アクセスゲームズは、オロ株式会社のクラウドSaaS ERP「ZAC Enterprise」を導入し、業務効率化を推進しています。両社はCG映像やゲームソフトなどの制作を手掛けており、従来は表計算ソフトを用いた属人的な原価計算に課題を抱えていました。
導入前の課題
DMLとアクセスゲームズは、制作案件ごとの原価計算に表計算ソフトを使用していました。このため、手作業による属人的な業務に多くの時間と労力が費やされ、効率改善が求められていました。さらに、営業・制作部門と管理部門の間で二重入力が発生するなど、業務プロセス全体に非効率さが残っていました。これらの課題を解決するため、ERPシステムの導入が急務となっていました。
ZAC Enterprise導入の決め手
複数のERPパッケージを比較検討した結果、両社はオロのZAC Enterpriseを採用することを決定しました。クラウドサービスである点、コンテンツ制作業に特化した機能が充実している点、加賀電子が利用するグループ会計システムとの連携が容易である点、そして導入コストを抑えられる点が評価されました。特に、クラウド利用は、システム保有に伴う負担を軽減する大きなメリットとなりました。
導入効果
ZAC Enterprise導入後、DMLでは大きな効果を実感しています。具体的には、共通費や労務費などのプロジェクト別原価計算の自動化、二重入力の削減、電子承認によるワークフローの効率化などが実現しました。その結果、月次決算の締め日を7営業日から4営業日に短縮することに成功しました。DMLでの成功事例を受け、同じ加賀電子グループ企業であるアクセスゲームズもZAC Enterpriseの導入を決定。加賀電子の会計システムとの連携実績と、上場企業グループ会社としての高いシステム基準を満たしていることから、スムーズな導入が実現しました。
ZAC Enterpriseの特徴
ZAC Enterpriseは、プロジェクト別・案件別の利益管理を実現するクラウドSaaS ERPパッケージです。販売管理、購買管理、勤怠管理、経費管理、管理会計、BIツール、グループウェア機能などを備えています。機能単位での月額SaaS利用も可能です。2006年の提供開始以来、200社以上の導入実績と30,000ライセンスの販売実績を誇ります。主な特徴として、クラウドSaaS対応による設備投資不要、パラメータ設計による柔軟な機能適合性、広告・IT・コンサルティングなどのサービス業に特化した機能などが挙げられます。
オロ株式会社について
オロ株式会社は、企業の内側と外側を強くするソリューションを提供する企業です。「内側」では、業務効率化や生産性向上を支援するITソリューションを提供し、「外側」では、マーケティング、広報、採用などの対外コミュニケーションを総合的にデザインするサービスを提供しています。ZAC Enterpriseはその中核を担うクラウドSaaS ERPパッケージです。
まとめ
加賀電子グループの2社によるZAC Enterprise導入は、単なる業務効率化にとどまらず、グループ全体の連携強化と生産性向上に大きく貢献しています。クラウドERP導入による成功事例は、同様の課題を持つ企業にとって、貴重な参考となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社オロ
- 住所
- 東京都目黒区目黒3-9-1目黒須田ビル5階
- 電話番号
-
03-5724-7001