若者の資産運用
2018-10-29 13:00:12
若者の資産運用意識調査:投資テクを磨く時代へ
最近のKDDIによる調査で、若者たちの資産運用に対する意識が明らかになりました。その結果、ワカモノの半数以上が「資産運用でお金を増やしたい」と感じていることが判明しました。しかし、同時に「資産運用は難しい」と考える人も多く、約8割に達しています。この調査は特に20代から30代に焦点を当てており、世代ごとの傾向が浮かび上がります。
まず、調査結果によると、30代男性では「資産運用でお金を増やしたい」と思う人の割合が60.8%に達し、特に高い結果になっています。一方で、資産運用に対する難しさを感じる声も強く、785の女性が「公的年金は国が運営しているけれども不安だ」と感じており、約9割が積立金の運用が不透明だと考えています。公的年金のみでは老後の生活が難しいと思う人も86.0%に上り、生活以外にも多くの若者が資産運用に注目している理由が感じられます。
次に、ワカモノの間では「家事力よりも資産運用力の高い人を理想のパートナー」と考える傾向も明らかになりました。特に、女性の55.4%が資産運用力の高い人を望んでいるとのこと。
また、人生100年時代を見据えて、20代男性の半数以上が「貯蓄テクよりも投資テクを磨きたい」と考えていることは注目すべきポイントです。このように、ワカモノの多くが溜めるだけでなく、投資を通じて資産を増やす方法を模索している姿が見えます。
さらに、投資経験に関する調査では、4人に1人が実際に投資をしたことがあると回答しました。特に30代男子の42%が投資経験を持つという結果が示されています。最も人気のある資産運用方法は株式投資(57%)、次に定期預金(47%)、投資信託(44%)となっており、「iDeCo」の利用を考える人は依然として少数派に留まっています。
また、若者の資産運用を任せたいタイプについては、女性の約6割が「優秀なファンドマネージャー」を選び、一方で男性は「優秀なAI」を選ぶ傾向にあることも興味深いです。この結果は、資産運用に対する信頼性や安定を求める心情の現れと言えるでしょう。
最後に、iDeCoの認知率は51.9%という結果が出ています。今後、この制度のさらなる普及が期待されている中で、運用益が非課税になることは若者にとって魅力に映るようです。特に58.8%がこの点を高く評価しています。これからの資産運用を考える上で、若者たちがどのように資産運用スキルを磨いていくのか、大変興味深いです。
以上のように、KDDIの調査結果からは、貯蓄だけに頼ることができない新たな時代に突入していることが浮かび上がります。今後ますます、資産運用に対する意識が高まると共に、より多くの若者が投資に興味を持つことでしょう。
会社情報
- 会社名
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KDDI株式会社
- 住所
- 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号ガーデンエアタワー
- 電話番号
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