三井住友カード、味の素スタジアムに初のモバイルオーダー導入を発表

三井住友カード、味の素スタジアムにモバイルオーダー導入

三井住友カード株式会社（本社：東京都江東区）が、飲食業界に革命をもたらすサービスを発表しました。2025年2月より、株式会社東京スタジアムが運営する味の素スタジアム内において、同社の新たなDX決済ソリューション「stera smart one」を用いたモバイルオーダーサービスが導入されることが決定しました。この導入は、スタジアムにおけるキャッシュレス化をさらに促進し、観戦者に新しい体験を提供するものです。

「stera smart one」とは？

「stera smart one」は、三井住友カードが2024年4月に提供開始予定の決済ソリューションで、決済とその周辺の多様なサービスを一括で提供することを目的としています。SaaSプラットフォームを活用し、モバイルオーダー、テーブルオーダー、無人販売、サブスクリプションおよびECカート等、様々な業種や販売方式に対応可能です。事業者の既存システムやアプリに簡単に接続できるのも大きな特徴で、これによりクレジットカードやQRコード決済を一元管理し、迅速かつ効率的な導入を実現します。このような利便性は、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる要素としても注目されています。

味の素スタジアムでの導入計画

味の素スタジアムでのサービス提供は2025年のJリーグ開幕戦から開始される予定で、一部店舗ではそれに先立って2024年12月21日に実証実験が行われる予定です。この実験では、NTTジャパンラグビーリーグワンの東京サントリーサンゴリアス対埼玉パナソニックワイルドナイツ戦の際に、1番売店「東京西横丁」と7番売店「STADIUM DECO」でサービスが試されます。

利用方法と体験

サービスの具体的な利用方法は非常にシンプルです。観客は専用ページにアクセスし、店舗やメニューを選択した後、決済方法を入力することで、店舗の行列に並ぶことなく商品を注文できます。購入後や商品の準備が完了した際には、スマートフォンに通知が届くため、待ち時間に他の活動を行うことが可能です。

モバイルオーダー専用ページへのアクセスは、味の素スタジアムの公式ウェブサイトや、場内のQRコードを読み込むことで行えます。QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標で、観客の利便性を高める手段として広く使用されています。

今後の展望

三井住友カードは、これまでにも多様な決済サービスを展開し、段階的にDXソリューションを強化してきました。今後もさらなるキャッシュレス化を進め、お客様にとって安全性と利便性が高い決済手段の提供を目指します。このような取り組みは、特にスポーツ観戦の現場において、より快適でスムーズな体験を提供することに繋がると期待されています。観客にとって、スタジアム内の飲食がより気軽で楽しいものになることでしょう。

新たなモバイルオーダーによる体験は、味の素スタジアムでの観戦の楽しみを一層引き立てることになるでしょう。2025年のサービス開始を心待ちにするスポーツファンは多いことでしょう。公式情報は味の素スタジアムのウェブサイトやSNSで随時更新されますので、今後の情報に注目していきたいところです。