2024 TRON Symposium -TRONSHOW-「AI X TRON」が開催
2024年12月11日から13日まで、渋谷パルコDGビル18FのDragon Gateにて、『2024 TRON Symposium -TRONSHOW-「AI X TRON」』が開催されます。本シンポジウムは、リアルとバーチャルが融合したハイブリッド形式で行われ、最新のAI技術に焦点を当てた内容となります。
TRONの魅力とその歴史
TRON(トロン)とは、組込み型コンピューターOSであり、世界市場で60%のシェアを誇ります。このプロジェクトは、坂村健が1984年にスタートさせ、以来、組込みシステムの基盤として、スマート家電やスマートシティなどのさまざまな分野に応用されています。特に生成AIの急成長を背景に、TRONはIoTやRTOSの開発を通じてAIの活用を進めています。
2024年は、TRONプロジェクト開始から40周年であり、その記念として「TRON電脳住宅」がIEEEマイルストーンとして認定されました。これは、日本のプロジェクトチームとして史上初めて、2年連続でIEEEの認定を受けるもので、坂村健と彼のチームの功績を示しています。
シンポジウムのプログラム
初日:12月11日(水)
初日は、坂村健氏による基調講演が行われ、「AI X TRON ─ 2024年のTRONプロジェクトと今後の展望 ─」と題して、TRONの未来を予見する講演が行われます。また、IEEEマイルストーンを受賞した「TRON電脳住宅」について、どのようにIoT/AI時代の社会に貢献するのかを掘り下げます。
2日目:12月12日(木)
この日は、デジタルガレージセッションやトロンフォーラムが主催するコンテストの受賞式も行われ、各分野でのデジタル化の重要性が強調されます。
最終日:12月13日(金)
INIADセッションで地域DXの未来や公共交通オープンデータによる革新を議論し、2030年に向けた新しい生活スタイルの提案がされます。また、最先端の論文セッションもオンラインで開催され、国際的な技術者たちが知見を共有します。
参加方法
シンポジウムは完全事前登録制で、参加希望者は公式ウェブサイトから登録が必要です。参加登録が完了した後、イベントに関する詳細情報が提供されます。
ウェブサイトのリンクは
こちら。
TEPSシンポジウムについて
さらに、12月7日には障碍者支援をテーマにしたTRONイネーブルウェアシンポジウム「TEPS」がINIADホールで開催されます。「災害時の情報バリアフリー」をテーマに、災害時における障碍者の情報伝達手段の重要性が議論される予定です。
この2つのイベントを通じ、TRONプロジェクトの進化とAIがもたらす社会の変化を実感できるとともに、今後の技術発展に目を向ける貴重な機会となることでしょう。