新たなオペラの幕開け――東京オペラNEXTが贈る『ドン・ジョヴァンニ』
2024年の春に誕生した新生オペラカンパニー「東京オペラNEXT」が、満を持して主催公演を行います。モーツァルトの名作『ドン・ジョヴァンニ』をセミステージ形式で上演するこの公演は、2025年7月5日に渋谷のHakuju Hallで開催されます。音楽監督・指揮者として名を馳せる村上寿昭が新たに設立したこのカンパニーは、オペラファンが待ち望む未来を切り開こうとしています。
セミステージ形式とは?
セミステージ形式では、限られたセットを用い、演技と音楽により一層の集中をもたらします。観客は、モーツァルトの美しい音楽に身を委ねながら、オペラのストーリーに深く浸ることができる特別な体験が待っています。この新しい試みにより、観客は大作の魅力を直接感じ取ることができるのです。
豪華な出演者陣
この公演の注目は、キャスティングの豪華さです。主人公ドン・ジョヴァンニ役には、第20回東京音楽コンクールで優勝した若手バリトン、池内響が登場。この実力派の若手歌手がどのように伝説のキャラクターを表現するのか、期待が膨らみます。さらに、ドンナ・アンナ役には日本の音楽界で大きな存在感を放つ迫田美帆が務め、他にも数々の実力派歌手が名を連ねています。演出には人気と実力を兼ね備えた太田麻衣子が担当し、期待される舞台が確約されています。
音楽の魅力を伝えるナビゲーター
観客がオペラの魅力をより理解できるよう、コンサート・ソムリエの朝岡聡が作品内容をわかりやすく解説します。オペラ初心者の方でも楽しんでいただけるよう心を込めたナビゲートが行われ、観客は作品の深さを感じることでしょう。
限定300席での特別な体験
なお、会場となるHakuju Hallでは300席という限られた席数での公演となります。特別な空間での生演奏は、演奏者と観客が一体となる感動を生み出します。チケットは、一般販売が2025年3月31日から開始されますので、早めの予約を推奨します。チケットは全席指定で、一般7,000円、U25は5,000円と、手頃な価格で楽しむことができます。
東京オペラNEXTの未来
「東京オペラNEXT」は、オペラの新しい地平を切り開くことを目指しています。洗練された演奏とともに、見応えのある公演が次々と実施される中、特に『ドン・ジョヴァンニ』はその始まりを象徴する重要な公演です。音楽を愛する全ての人に新たな感動を提供するため、今後も多様な活動を展開していくでしょう。
音楽界の新たな風として期待を背負った「東京オペラNEXT」の魅力に、是非触れてみてください。彼らがどのようにオペラの未来を形作っていくのか、その先に待つ感動を共に体験しましょう。