映画『存在のすべてを』
2025-08-20 16:21:14

塩田武士の名作『存在のすべてを』映画化決定!2027年公開

塩田武士の名作『存在のすべてを』映画化決定!



第9回渡辺淳一文学賞を受賞し、さらに2024年度本屋大賞で第3位を獲得した塩田武士の傑作小説『存在のすべてを』が、2027年に映画化されることが発表されました。この作品は、現代の社会派ミステリーを体現し、数々の賞を受賞してきた著者の代表作です。

主演と監督


映画の主演には、『ドライブ・マイ・カー』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した西島秀俊が抜擢されました。彼の演技力が、どのように物語の深層を表現するのか、ファンからの期待が高まります。さらに、監督には重厚なミステリー作品を手掛ける瀬々敬久が起用されており、彼の独自の視点で原作の魅力がどのように映像化されるのか、注目されます。

小説『存在のすべてを』のあらすじ


本作の舞台は平成3年、神奈川県で起きた二児同時誘拐事件です。30年経過した今、その事件に関わった新聞記者の門田は、亡き旧友の刑事の死をきっかけに、誘拐された男児の「現在」を追求し始めます。未解決の事件の真相に迫る中で、取材を重ねるうちに見えてくる写実画家の存在。門田とともに事件の真実を追い解き、観る者を引き込むサスペンスが展開されます。

著者・塩田武士のプロフィール


塩田武士は兵庫県出身の作家であり、彼のデビュー作である『盤上のアルファ』で第5回小説現代新人賞を受賞し注目されました。その後も、『罪の声』や『踊りつかれて』など、社会派の作品で多くのファンを魅了してきました。彼の作品は、時代の混沌とした背景において「実」を見つめる重厚な内容が特徴です。『存在のすべてを』も、その評価とともに映画化に至ったのは、彼の文才によるものです。

映画化の詳細


本作の映画は、2027年に全国公開される予定で、配給は東映が担当します。映画化のニュースが発表されると、新たな帯が巻き替えられた単行本が書店に展開されるなど、注目度も高まっています。小説版は2023年9月7日に発売され、定価は2090円(本体1900円+税10%)です。

映画化によって、少しでも多くの人に塩田武士の作品が届き、彼の描く複雑な人間模様と社会の裏側が描かれることを期待しています。2027年の公開に向けて、さらなる情報が待ち遠しい限りです。


画像1

会社情報

会社名
株式会社朝日新聞出版
住所
東京都中央区築地5-3-2
電話番号
03-5541-8757

関連リンク

サードペディア百科事典: 西島秀俊 塩田武士 存在のすべてを

Wiki3: 西島秀俊 塩田武士 存在のすべてを

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。