独自の発想力を育む図鑑『しらべるちがいのずかん』が3刷重版!
2021年8月に東京書籍株式会社から発売された「しらべるちがいのずかん」は、今年2024年9月に待望の3刷重版が決まりました。本書は、さまざまなものの「違い」に着目し、それを楽しみながら学ぶことを目的としたユニークな図鑑です。「にているもの」には必ず違いがあり、それを観察したり、実験したり、推理することでより深く理解することができます。
目を引く3つの章構成
本書は3つの章から構成されています。まず第1章では「どうちがう?」というテーマで、同じようなものの違いを探っていきます。たとえば、「生たまご」と「ゆでたまご」の違いを見極めるためにはどんな方法があるのか?また、「からいシシトウ」と「からくないシシトウ」に違いは存在するのか、読者自身で推理を進めることが求められます。
第2章「どこがちがう?」では「よく似た2つ」の違いを紹介しています。インコとオウム、イルカとサメ、さらには糸こんにゃくとしらたきなど、普段は見過ごしがちな違いを掘り下げて考えることができ、誰もが楽しめる内容となっています。読者は、じっくり観察することで、新たな発見をする楽しさを体感できるでしょう。
最後の第3章「じつはちがう!」では「同じ名前のもの」の違いを解説しています。たとえば、日本とアメリカで異なる「雪だるま」をはじめ、東京と大阪の「止まれ」の字、昔の花束と現代の花束など、さまざまな視点から意外な違いを発見することができます。この章を通じて、普段の生活の中で何気なく見ているものの奥深さに気づかされることでしょう。
学びの楽しさを届ける著者たち
本書の著者、おかべたかし(岡部敬史)氏は、早稲田大学第一文学部を卒業し、出版社勤務を経て文筆家・編集者として活躍しています。また、写真はやまでたかし(山出高士)氏が手がけており、フリーランスのカメラマンとしても活躍しています。両者がそれぞれの専門性を活かし、教育的でありながらも楽しさを忘れないコンテンツが展開されています。
まとめ
「しらべるちがいのずかん」は、単なる図鑑ではなく、学びを通じて様々な視点を提供してくれる貴重な一冊です。子どもたちが自らの好奇心を駆使して学ぶ楽しさを体感しながら、日常生活の中で見逃しがちな違いを発見する手助けとなるでしょう。この書籍を通じて、自分の周りの世界をより豊かに感じることができるはずです。通常価格1,760円(税込)で販売中ですので、ぜひ手に取ってみてください。