NTTアドバンステクノロジーが新製品を発表
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、ネットワークトラフィックの可視化および分析システム「@FlowInspector」シリーズの一環として、新製品「@FlowInspector mini」の発売を発表しました。この製品は2025年6月2日より販売され、同日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2025」に出展する予定です。
小型で軽量、低価格
「@FlowInspector mini」は、生成AIを活用することで、ネットワークの問題解析を手軽に行える小型・軽量・安価な製品です。日々、ネットワーク運用に頭を悩ませている運用者に向けたものであり、問題解析にかかわる時間を大幅に短縮する可能性を秘めています。
特徴と機能
1. 生成AIの活用による迅速な問題解析
この製品は、ネットワークのミラートラフィックを常時収集し、必要な情報をパケットログとして保存します。ネットワークの運用者は、問題発生時に指定した時間やキーワードを用いて自然言語で「トラブル解析依頼」を行うだけで、本製品が自動的に「トラブル原因の推定や対応策(解析レポート)」を提案します。結果として、迅速に問題の根本を特定できるようになります。
2. 簡単な設置
「@FlowInspector mini」はそのコンパクトさを生かし、必要な場所に手軽に設置できます。常時監視や緊急時の利用においても柔軟に対応できるため、利便性が高いのが特徴です。
3. 合理的な価格
これまでのネットワーク監視製品に比べ、非常にリーズナブルな価格設定で提供されるこの製品は、多くの企業や教育機関にとって手の届きやすい存在となるでしょう。
利用例と対象顧客
例えば、2025年4月12日から13日の間にDNS通信の問題が発生した際、ネットワーク運用者が「トラブル解析依頼」を行うと、本製品が解析レポートを迅速に生成し、トラブルの原因とその対応策を提案します。このように、本製品は、以下のような顧客に最適です:
中小規模ネットワークを運用している企業
学校や大学などの教育機関
* 多くの拠点を抱える企業
これらの顧客に対して、効率的なネットワーク運営をサポートします。
展示会情報
NTT-ATは本製品を「Interop Tokyo 2025」と「JANOG56 Meeting in Matsue」に出展予定です。詳細はそれぞれの公式サイトを参照してください。
開催日:2025年6月11日(水)~13日(金)
場所:幕張メッセ
- - JANOG56 Meeting in Matsue
開催日:2025年7月30日(水)~8月1日(金)
場所:島根県立産業交流会館 くにびきメッセ
まとめ
今後のネットワーク技術の進化とともに、生成AIを活用した「@FlowInspector mini」は、ネットワーク運用者たちに新たな可能性を提供することでしょう。放置されがちな問題を迅速に解決することで、業務の効率化と安心感をもたらすと期待されています。