長崎県が旅費管理の基盤としてSAP Concurを導入
長崎県は、株式会社コンカーが提供する旅費管理クラウド「SAP Concur」を次期旅費システムに採用することを決定しました。これにあたり、株式会社ニーズウェルが導入と運用サポートを行います。この選定は、2005年から利用されている現行の旅費システムのサポートが2029年に終了することを受けての重要な一手です。
背景と目的
長崎県では、過去に導入した旅費システムが長年にわたり利用されてきましたが、国の旅費法改正や、職員の業務負担軽減の要請に応えるため、次期システムへの切り替えが迫られていました。新たな制度に基づく業務を進める中で、関連業務の効率化が求められており、SAP Concurの導入がその解決策とされています。これにより、業務の流れを一新し、より柔軟で持続可能な旅費業務基盤の構築を目指します。
効率化の狙い
SAP Concurの導入によって期待される効果は多岐にわたります。主な内容としては、旅費申請や審査プロセスの効率化、ペーパーレス化の推進、チェック機能の高度化が挙げられます。また、旅費や支出データの可視化を進めることで、より良いガバナンス体制の強化が図られます。これにより、職員が単純作業に使っていた時間を削減し、より付加価値の高い業務に注力できる環境を整えます。
さらに、将来的には、旅行者自らが旅費金額を入力し、単純な申請については審査プロセスの省略を図ることで、より効果的に業務を進めることができるようになります。
具体的な効果
SAP Concurの導入による具体的な効果は、年間約3.5万時間の業務時間削減、そして約9,400万円の人件費削減と見込まれています。これにより、効率的かつ効果的な旅費関連業務が実現され、職員の業務負担を軽減することが期待されています。
主な導入製品
長崎県の新しい旅費システムには、以下のような機能が含まれます:
- - Concur Expense:経費精算・管理機能
- - Budget:予算管理
- - Intelligence for Expense:データの可視化と高度分析を可能にする機能
- - ExpenseIt:領収書のOCRアプリ
これらの製品を利用することで、長崎県は旅費管理の面で大幅な効率化を図ることが可能です。
結び
長崎県は、SAP Concurを次期旅費システムとして導入することで、職員の業務の利便性向上と事務負担軽減を目指し、より適正で効率的な旅費事務を実現することを期待しています。職員が県民サービスなど本来の業務に注力できる環境が整うことが、長崎県の今後の発展に寄与するでしょう。
この取り組みは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、地方自治体における業務改善の重要な一歩となります。